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自身番(じしんばん)は、江戸時代に江戸や大阪などの町人地で設けられた番所。町内警備を主な役割とし、町人によって運営された。自身番の使用した小屋は自身番屋・番屋などと呼ばれた。 == 概要 == 江戸においては町奉行の監督下にあり、町人地の各町ごとに設けられ(町の規模によっては共同で設置)、運営の費用は各町が負担した。初期には町の地主自身が番屋で警備をしたため、自身番と呼ばれた。のちには地主に代わって町内の家主や雇い人が交代で担当している。 大阪においては会所とも呼ばれ、江戸のように独立した建物ではなく、一般の町家と軒並に作られており、会所守が家族と一緒に住み込んでいた〔林美一『江戸の二十四時間』、1989年、河出書房新社、286頁〕。 自身番は町内を見回り、不審者がいれば捕らえて奉行所に訴えた。また、火の番も重要な役割であり、自身番屋の多くには、屋根に梯子(小規模な火の見櫓)や半鐘が備えられていた。このため、捕り物道具(捕具)や火消道具が番屋内に用意されていた。 寄合所としても使用され、町内の事務処理も自身番屋で行われた。奉行所からの書類受け付けや人別帳管理などがその内容である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自身番」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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