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臭化金(III)(しゅうかきん さん、gold(III) bromide)は、化学式が AuBr3 と表される暗赤色の結晶性固体である〔Macintyre, J. E. (ed.) ''Dictionary of Inorganic Compounds''; Chapman & Hall: London, 1992; vol. 1, pp. 121〕〔Greenwood, N.N.; Earnshaw, A. ''Chemistry of the Elements''; Butterworth-Heineman: Oxford,1997; pp. 1183-1185〕〔Cotton, F.A.; Wilkinson, G.; Murillo, C.A.; Bochmann, M. ''Advanced Inorganic Chemistry''; John Wiley & Sons: New York, 1999; pp. 1101-1102〕。臭素原子が金原子に架橋して、化学式が Au2Br6 の二量体として存在する〔〔〔Schulz, A.; Hargittai, M. ''Chem. Eur. J.'' 2001, vol. 7, pp. 3657-3670〕。これも一般に臭化金(III)、三臭化金、しばしば六臭化二金とも呼ばれる。同族の銅や銀の安定な化合物が一価や二価を多くとるのに対して、この化合物や他のハロゲン化金と同じように、金が三価を多くとる〔Schwerdtfeger, P.'' J. Am. Chem. Soc.'' 1989, vol. 111, pp. 7261-7262〕のは興味深い事実である。 == 歴史 == ハロゲン化金についての最初の研究が行われたのは、1800年代の前半と言われる。この時代には、この分野を広く研究していた Thomsen、Schottländer、Krüss という3人の研究者がいた〔Lengefield, F. ''American Chemical Journal'' 1901, vol. 26, pp. 324〕〔Thomsen, J.'' J. prakt. Chem.'' 1876, vol. 13, pp. 337〕〔Schottlander, ''Ann. Chem. (Liebig)'', vol. 217, pp. 312〕〔Kruss, G. ''Ber. d. chem. Ges.'' 1887, vol. 20, pp. 2634〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「臭化金(III)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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