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舞木検査場(まいぎけんさじょう)は、愛知県岡崎市舞木町にある、名古屋鉄道の車両工場である。名古屋本線の藤川駅と名電山中駅の間(名電山中駅寄り)にある。従来の鳴海工場が鳴海駅付近高架化により1997年に移転してきたもので、新川検車区に併設されていた新川工場の機能も同時に移管されている。当初の名称は舞木定期検査場であったが、2000年に現在の名称に改称した。 2000年(平成12年)6月19日に国際的環境規格 ISO14001 を取得した。 == 概要 == 本線系の車両のほか、検査を受託している名古屋市交通局7000形〔ただし、名目上は名古屋市交通局日進工場の配置となっている。〕、瀬戸線車両の台車・床下機器〔瀬戸線所属車両は重要部検査・全般検査の際には台車や補助電源装置等の主要機器を大型トレーラーにて当検査場に搬入し検査を行い、車体は尾張旭検車区にて手入れ(4000系以外は水性塗料による塗装も含む)を行う。〕など様々な車両の検査を行っている。敷地面積は約 46,000 m² 。留置線3本(有効長8両が2本、10両が1本)、引上線1本(6両)のほか、長さ約 400 m の試運転用の線路を有する。名古屋本線への出入りは豊橋寄りにある舞木信号場を介して行われるが、舞木信号場や名電山中駅では折り返しができないため、名古屋方面へ出入りする場合は本宿駅で折り返している。 職場は台車職場、電動機職場、電機職場、制動職場、車体職場に分けられる。 ;台車職場 :台車を車両から分離した後、台車トラバーサーで台車職場まで運びこみ、台枠、軸箱、車輪などに分解して整備をする。 ;電動機職場 :主電動機を台車から外し整備する。直流モータの場合、ブラシ交換や整流子の整備が行われるが、交流モータは内部を掃除するだけである。補助電源装置(電動発電機、静止形インバータ)、コンプレッサーなども整備する。 ;電機職場 :制御装置などを整備する。VVVFの場合はメンテナンスフリーであり、整備が容易であるが、抵抗制御、界磁添加励磁制御などは複雑なカムモータ、接点、カムなどがあり、より整備が必要となる。他にはマスコン、車掌スイッチ、行先表示器、放送アンプ、パンタグラフ、空調機器などが整備されている。 ;制動職場 :警笛、レベリングバルブ、ブレーキ装置などを整備する。 ;車体職場 :車内のカーテン整備、車体の塗装などを行う。3300系などのステンレス車両は塗装する部分が運転台部分を除くとないので、赤い電車よりもメンテナンスフリーではあるが、実際には細かい汚れを落とすため前工程で「水研ぎ」と呼ばれる作業を行っている。日本で初めて床下機器の汚れをドライアイスで落とす装置が導入されている。 構内入換用として、除籍された電気機関車の旧デキ300形303号が機械扱いで使用されている。また、検修建屋内の入換用としてアント工業製の軌陸両用入換機(機械扱い)も使用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「舞木検査場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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