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舟ッコ流し(ふねっこながし)は岩手県盛岡市に藩政時代から伝わる送り盆行事。 盆の送り火・精霊舟の一種である。毎年、多くの観光客が訪れる。 == 概要 == 主に町内会単位、または寺院で当該有縁の故人の戒名や何某家先祖代々の霊と書いた札や遺影を舟に張り、提灯、紙花などで舟全体を飾り故人を供養する。船首は龍頭を模したものが多い。これを「舟ッコ」と称する。 一艘の舟ッコのサイズは概ね2~3m程度である。 作成された舟ッコは迎え盆の日から送り盆の朝まで、当該有縁場所(町内会のある場所など)の寺院・公民館などに展示する。展示している場所で供養の受付も行われる。 舟ッコは送り盆の日の夕方から夜にかけて、北上川明治橋上流付近(浮島公園跡)に並べられ、読経ほか一連の儀式が終わった後、褌姿の男たちによって川へ運ばれ、火をつけて流される。舟ッコには通例花火や爆竹などが仕掛けられてあり、北国の短い夏を惜しむ恒例行事として知られている。かつて、舟ッコはそのまま流されていたが、近年では環境保護の観点から、ほぼすべて燃えるのを待って下流で引き上げられる。 2011年度の盛岡の舟ッコ流しでは15艘が流された。近年まで、北上川上流の夕顔瀬付近でも行われたが、現在は行われていない。また、南部家のルーツである甲斐国(山梨県)との交流により、平成に入ってから「投げ松明」が催されるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「舟っこ流し」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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