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船 恵尺(ふね の えさか、生没年不詳)は、飛鳥時代の人物。子に道昭。蘇我蝦夷の自殺の現場に居合わせたことで知られる。恵釈とも書かれる。欽明天皇に仕えて「船史(ふねのふひと、史は姓)」を与えられた王辰爾の子孫とされる。 == 生涯 == 『日本書紀』によれば乙巳の変において、蘇我蝦夷の自害に居合わせ、その現場である焼け落ちる邸宅にあった『天皇記』『國記』のうち『國記』を火中から取り出して持ち出したという。のちに焼失を免れた『天皇記』は中大兄皇子(後の天智天皇)に献上したとされるが、現存していない。『天皇記』『國記』編纂のため日頃より蝦夷邸に出入りしていた恵尺は、クーデター派の命令で密偵的な働きをしていたのではないか、という説も存在する。このエピソードから船恵尺が当時、蘇我氏の下で『國記』など歴史書の編纂に当たっていたと考えられる。 なお、2005年11月13日に、奈良県にて、『日本書紀』の記述を裏付ける蘇我入鹿の邸宅跡が発見され、今後の発掘しだいでは『天皇記』『國記』の一部が発見される可能性があるとされている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「船恵尺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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