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船舶昇降機 (せんぱくしょうこうき、) は異なる標高にある水面間で船舶を移動する装置。ボートリフト、運河エレベータともいう。閘門、船舶用インクラインの代替の1つである。 ドイツ、ベルギー、フランス、ポーランド、イングランドのもののように垂直と斜面(引き上げ船台)に移動するもの、スコットランドのファルカーク・ホイールのように回転するものがある。 == 歴史 == 初めてのものは、ドレスデン近くのフールプリンツ運河 (Churprinz) にある、2トン半の昇降機である。ケーソンを用いること無く7メートル持ち上げた。これは、1789年から1868年まで運用した〔Hadfield (1986), p. 71.〕。フールプリンツの昇降機の初期は実験的に運用され、ジェイムス・グリーン技師 (James Green) は1796年から1830年にまで5基建設した。彼は、エジンバラのジェイムス・アンダーソン博士 (Dr. James Anderson) の発明であるとしている〔Hadfield (1985), p. 104.〕。エラズマス・ダーウィンの1777年から1778年にかけての本「皆の広場」の58ページから59ページには水で満たされたケーソンの、平衡錘による運河昇降機の案が記されている〔revolutionaryplayers.org.uk 〕。 初期の例には、ドーセット・アンド・サマーセット運河 (Dorset and Somerset Canal) のメル (Mells) に造られたものがある〔。1835年に運用した、グランド・ウェスタン運河 (Grand Western Canal) のものは、イギリスで実用的に用いられた最初のものである〔Hadfield (1985), p. 109.〕。 1904年には、リチャード・ロジャース (Richard Birdsall Rogers) がピーターボロ・リフトロック (Peterborough Lift Lock) をカナダで設計した。このリフトは重力のみで運用した。上部の槽に30センチ深く水を入れることで重くして運用された。 世界一の高さのものは、73.15メートルの高さがありヨーロッパクラスIV (1,350トン) の能力がある、ベルギーのストレピ=ティウ船舶昇降機である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「船舶昇降機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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