|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 艦 : [かん] 1. (n,n-suf) warship ・ 艦隊 : [かんたい] 【名詞】 1. (naval) fleet 2. armada ・ 隊 : [たい] 【名詞】 1. party 2. company 3. body (of troops) 4. corps ・ 保 : [ほ] 1. (n,vs) guarantee ・ 保全 : [ほぜん] 1. (n,vs) preservation 2. integrity 3. conservation ・ 全 : [ぜん] 1. (n,pref) all 2. whole 3. entire 4. complete 5. overall 6. pan ・ 主 : [ぬし, おも] 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god ・ 主義 : [しゅぎ] 【名詞】 1. doctrine 2. rule 3. principle ・ 義 : [ぎ] 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor
現存艦隊主義(げんぞんかんたいしゅぎ)とは、決戦を避けて自軍の艦隊を温存することにより、艦隊の潜在的な能力で敵国の海上活動を妨害する海軍戦略である。フリート・イン・ビーイング()の訳語で、艦隊保全主義(かんたいほぜんしゅぎ)とも言う。 == 語源 == 「フリート・イン・ビーイング」の言葉を最初に用いたのは、17世紀のイングランド海軍の提督トリントン伯アーサー・ハーバートである〔外山(1981年)、233頁。〕。ハーバートは、大同盟戦争初期にイギリス主力艦隊の司令長官を務め、1690年6月にフランス艦隊と遭遇した際に消極的な退避行動をとった末、女王メアリー2世の命令でようやくビーチー・ヘッドの海戦(en)を戦ったが、敗れた〔小林(2007年)、232-233頁。〕。本国に帰還したハーバートは敗北責任を問われて軍法会議にかけられると、「私が常々述べているように、わが方が健在な艦隊を保有している限り、彼らフランス側はイギリス本土侵攻を試みるはずが無いのです。(“I always said that whilst we had a fleet in being, they would not dare make an attempt.”〔英文の出典:外山(1981年)、247頁 ; Robinson, Mary L., ''The History of Naval Tactics from 1530 to 1930'', United States Naval Institute, 1942.〕)」と、自己の消極的な指揮を弁明した。 このハーバートの言葉が、以後そのまま戦略についての軍事学用語として定着した〔外山(1981年)、234頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「現存艦隊主義」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fleet in being 」があります。 スポンサード リンク
|