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艸墓古墳(くさはかこふん)は、奈良県桜井市谷字カラトに所在する方墳。別名「カラト古墳」。代表的な終末期古墳である。1974年6月18日に国の史跡に指定。 == 概要 == 安倍山丘陵の東斜面に位置する古墳である。現在は東西南の三方を住宅に囲まれており、墳裾の形状は改変されている。 墳丘は南東に延びる丘陵の小突起部分を利用して築かれ、規模は南北28m、東西22m、高さ7mである〔「艸墓古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。 主体部は南東に開口する両袖式の横穴式石室で、全長13.2m、羨道長8.8m・高さ1.5m・幅2m、玄室長4.4m・高さ2m・幅2.7mの規模をもつ〔「艸墓古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。玄室の規模の割に高さが低いのが特徴である。石積みは奥壁、玄室奥壁や羨道の一部は1段1石で構成されている。巨大な石材を用い、少ない数で石室を構築しようとする意図が見える。巨大な花崗岩の切石が用いられており、石の目地には漆喰が埋められているなど新しい要素が随所に見られる。玄室中央部には竜山石製の刳抜式家形石棺が、石室主軸に平行して安置されている。 玄室の規模や羨道幅の割に石棺が大きく、石室構築前に石棺が据えられ埋葬が行われたとみられ、古墳時代終末期の葬送儀礼を考える上で興味深い〔「艸墓古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。 古墳の築造時期は、副葬品が不明のため限定できないが、石室の構造や石棺の形式などから7世紀中頃と考えられる〔「艸墓古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「艸墓古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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