|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 芋 : [いも] 【名詞】 1. (1) (col) tuber 2. taro 3. potato 4. (2) yokel 5. bumpkin ・ 粥 : [かゆ] 【名詞】 1. (rice) gruel
『芋粥』(いもがゆ)は、1916年(大正5年)9月の『新小説』に発表された芥川龍之介の短編小説である。『今昔物語集』の一話に題材をとり、『鼻』と並ぶ古典翻案ものの一つと位置づけられる。本作品は芥川の想像力を生かして、「自由」の追求がテーマである。 == あらすじ == 平安時代、主人公の五位はある役所に勤める、しがない中年の下級役人である。彼は才覚もなければ風采もあがらず、日ごろ同僚からも馬鹿にされ、道で遊ぶ子供に罵られても笑ってごまかす、情けない日常を送っている。しかし、そんな彼にも、ひそかに持っているある夢があった。それは、芋粥(山芋を甘葛の汁で煮た粥)を、いつか飽きるほど食べたいというものだった。 ある集まりの際にふとつぶやいた、その望みを耳にした藤原利仁が、「ならば私が、あきるほどご馳走しましょう。北陸の私の領地にお出でなされ」と申し出る。五位は戸惑いながらその申し出に応じ、彼に連れられて領地に出向く。しかし、利仁の館で用意された、大鍋に一杯の大量の芋粥を実際に目にして、五位はなぜか食欲が失せてしまうのであった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「芋粥」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|