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芥川賞の受賞者一覧(あくたがわしょうのじゅしょうしゃいちらん)では、芥川賞各回の受賞者、候補者、選考委員を含めた詳細な一覧を掲載する。簡易な一覧は芥川龍之介賞#受賞者一覧を参照。 * 上半期は各年7月、下半期は翌年1月に受賞作が発表される。 * 受賞者・候補者の末尾の数字はその時点で候補になった回数を示している。(初)は初候補。予備候補など最終候補以外のものは考慮していない。 * 作品が文学界新人賞や群像新人文学賞などの公募新人賞を受賞している場合は初出誌にその旨を併記。野間文芸新人賞や三島由紀夫賞など、他の非公募の文学賞を受賞した場合は備考欄に記す。 == 1930年代 == 第1回(1935年上半期) * 受賞:石川達三 「蒼氓」(『星座』1935年4月号) * 候補(受賞者、予備候補者を除く。以下同じ) * 外村繁 「草筏」(『世紀』1935年3月号、4月号) * 高見順 「故旧忘れ得べき」 (『日暦』7号-10号) * 衣巻省三 「けしかけられた男」(『翰林』1934年10月号-1935年5月号) * 太宰治 「逆行」(『文藝』1935年2月号) * 備考:第1回はブラジル移民を題材にした石川達三「蒼氓」が受賞。借金などのため受賞を熱望していた太宰治は落選をうらみ、選考委員の川端康成(選考会には欠席)の評に対し雑誌上で反駁している(芥川龍之介賞#太宰治の落選について参照)。 選考委員: 川端康成(欠席)、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星、山本有三(欠席)、横光利一 ---- 第2回(1935年下半期) * 受賞:なし(二・二六事件のため審査中止) * 候補: * 小山祐士 『瀬戸内海の子供ら』 (白水社刊、1935年12月)(初) * 川崎長太郎 「余熱」その他(『早稲田文學』1935年10月号)(初) * 伊藤佐喜雄 「花の宴」(『日本浪曼派』1935年12月号-1937年3月号)「面影」(『コギト』1935年10月号)(初) * 檀一雄 「夕張胡亭塾景観」(『日本浪曼派』1935年12月号)(初) * 丸岡明 「生きものの記録」(『三田文學』1935年10月号-12月号)(初) * 宮内寒彌 「中央高地」(『早稲田文學』1935年8月号)(初) * 備考:第2回からしばらく「一度候補に挙がった者は候補にならない」規定のもとに選考される。 選考委員: 川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星、山本有三(欠席)、横光利一(欠席) ---- 第3回(1936年上半期) * 受賞: * 鶴田知也 「コシャマイン記」 (『小説』1936年2月号)(初) * 小田嶽夫 「城外」(『文學生活』1936年6月号)(初) * 候補: * 高木卓 「遣唐船」(『作家精神』1936年5月号)(初) * 北條民雄 「いのちの初夜」(『文學界』1936年2月号)(初) * 横田文子 「白日の書」(『婦人文藝』1936年3月号)(初) * 緒方隆士 「虹と鎖」(『日本浪曼派』1936年6月号)(初) * 打木村治 「部落史」(『文藝首都』1936年5月号)(初) * 矢田津世子 「神楽坂」(『人民文庫』1936年3月号)(初) 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄(電文回答)、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星(書面回答)、山本有三(欠席)、横光利一(欠席) ---- 第4回(1936年下半期) * 受賞: * 石川淳 「普賢」(『作品』1936年6月号-9月号)(初) * 富沢有為男 「地中海」(『東陽』1936年8月号)(初) * 候補: * 伊藤永之介 「梟」(『小説』1936年9月号)(初) * 川上喜久子 「滅亡の門」(『文學界』昭和1936年11月号) 「歳月」(『文學界』1936年8月号)(初) 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星、山本有三(欠席)、横光利一 ---- 第5回(1937年上半期) * 受賞:尾崎一雄 『暢気眼鏡』(砂子屋書房刊、1937年4月) (初) * 候補: * 中村地平 「土龍どんもぽつくり」 (『日本浪曼派』1937年5月号)(初) * 逸見広 『悪童』 (赤塚書房刊 、1937年5月)(初) * 川上喜久子 (候補作不明)(2) 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎、室生犀星、山本有三、横光利一 ---- 第6回(1937年下半期) * 受賞:火野葦平 「糞尿譚」(『文學會議』第4冊)(初) * 候補: * 中本たか子 「白衣作業」(『文藝』1937年8月号)(初) * 大鹿卓 「探鉱日記」(『中央公論』1937年9月号)(初) * 間宮茂輔 「あらがね」(『人民文庫』1937年5月号-1938年1月号)(初) * 和田傳 『沃土』(砂子屋書房刊 、1937年11月)(初) * 中谷孝雄 「春の絵巻」 (赤塚書房刊『春の絵巻』収録、1937年7月)(初) * 伊藤永之介 「梟」(『文學界』1937年7月号再録)(2) * 備考:当時火野は日中戦争に出征中であり、授賞式は戦地で行なわれた。 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作(欠席)、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星(欠席)、山本有三(欠席)、横光利一、宇野浩二 ---- 第7回(1938年上半期) * 受賞:中山義秀 「厚物咲」(『文學界』1938年4月号)(初) * 候補: * 渋川驍 『龍源寺』(竹村書房刊、1938年6月) (初) * 伊藤永之介 『鴉』(版画荘刊、1938年5月)「鶯」(『文藝春秋』1938年6月号)(3) * 田畑修一郎 『鳥羽家の子供』(砂子屋書房刊 、1938年6月)(初) * 中村地平 「南方郵信」(『文學界』1938年4月号)(2) * 丸山義二 「田植酒」(『文藝首都』1938年4月号)(初) * 一瀬直行 「隣家の人々」(『風土』1938年6月号)(初) * 秋山正香 『般若』(白水社刊、1938年6月)(初) 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎、室生犀星、山本有三、横光利一、宇野浩二 ---- 第8回(1938年下半期) * 受賞:中里恒子 「乗合馬車」(『文學界』1938年9月号)「日光室」(『新潮』1938年11月号)(初) * 候補: * 北原武夫 「妻」(『文藝』1938年11月号)(初) * 吉川江子 「お帳場日誌」(『藝術科』1938年12月号)(初) * 備考:中里は初の女性受賞者。 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎、室生犀星、山本有三、横光利一、宇野浩二 ---- 第9回(1939年上半期) * 受賞: * 長谷健 「あさくさの子供」(『虚実』2号) (初) * 半田義之 「鷄騒動」(『文藝首都』1939年6月号)(初) * 候補: * 岩倉政治 「稲熱病」(『知性』1939年2月号)(初) * 長見義三 『姫鱒』 (砂子屋書房刊、1939年6月)(初) * 木山捷平 『抑制の日』(赤塚書房刊、1939年5月)(初) * 左近義親 『落城日記』(教文館刊 1939年5月)(初) 選考委員:川端康成(書面回答)、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星(書面回答)、山本有三(欠席)、横光利一、宇野浩二(欠席) ---- 第10回(1939年下半期) * 受賞: 寒川光太郎 「密猟者」(『創作』1号)(初) * 候補: * 金史良 「光の中に」(『文藝首都』1939年10月号)(初) * 矢野朗 「肉体の秋」(『九州文學』1939年8月号)(初) * 鈴木清次郎 「日本橋」(『双紙』1939年8月号)(初) * 藤口透吉 「老骨の座」(『文藝首都』1939年11月号)(初) * 織田作之助 「俗臭」(『海風』第5巻第1号)(初) * 佐藤虎男 「潮霧」(『澁谷文學』1939年)(初) 選考委員:川端康成、菊池寛、久米正雄、小島政二郎、佐佐木茂索、佐藤春夫、瀧井孝作、谷崎潤一郎(欠席)、室生犀星、山本有三(欠席)、横光利一、宇野浩二 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「芥川賞の受賞者一覧」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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