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花山塚古墳(はなやまづかこふん)は、奈良県桜井市栗原字小谷に所在する直径16m程の円墳。花山西塚古墳とも呼ばれ、日本では大変珍しい磚積みの石室を有する。1927年4月8日に国の史跡に指定。60m東方には同じような石室形態の花山東塚古墳が所在する〔〕。 == 概要 == 宇陀市との市境である女寄峠にほど近い、東側に延びる尾根の南斜面に築かれた。尾根の斜面を「∩」の字状に掘り込んで平坦面を造り、その中央に盛り土をして墳丘を築造している〔「花山西塚・東塚古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。 南南西に開くこの古墳の主体部は、通常の横穴式石室と異なり、羨道と玄室(前室)の奥に棺を納める槨(奥室)が取り付く横口式石槨である。また、側壁は榛原石をレンガ(磚)状に加工したものを漆喰で塗り固めながら積み上げた磚積みの方法で構築している。奥室の規模は長さ1.9m・幅0.7m・高さ0.9mで、底石があり前室よりも10cmほど高くなっている。前室との境は扉石によって閉塞されていたと思われ、入り口に向かって右側には扉の軸穴が設けられている。奥室の前にある前室は長さ2.2m・幅1.4mである。側壁の特徴として、高さ1.2m付近までは直線的に積み上げているが、その上は急に持ち送りをきつく内傾させながら、天井まで積み上げている。羨道は現存長3.7m・幅1.1mで前室幅よりも狭く両袖式の形状をしている〔「花山西塚・東塚古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。 石室は古くから開口しているが、遺物などは全く知られていない。磚積みの技法を用いている点や終末期古墳特有の墳丘構造から7世紀後半頃の築造と考えられる〔「花山西塚・東塚古墳」『桜井の横穴式石室を訪ねて』〕。 石室の構造が朝鮮半島の磚槨墳によく似ていることから、百済からの渡来系貴族の墳墓とみられる〔〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花山塚古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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