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飾り毛布(かざりもうふ)とは、青函連絡船をはじめとする客船の寝室において提供されていたサービスのひとつである。備え付けの毛布を独自の技法で折ることにより、松竹梅や桜、初日の出などのさまざまな風物や自然等を表現したものである。 1908年(明治41年)の青函連絡船就航より開始された。その後長年にわたり親しまれてきたが、1964年(昭和39年)、青函連絡船の高速化および増便により、折る時間が確保できないなどの理由でサービスが中止される(ただし、1972年頃まで続いていたとの説もある)。 先輩の技を盗んで覚えるという職人芸的な面があり、サービスの中止から数十年が経過し、折り方を覚えている数少ない元乗員も高齢に達しているため、技法の消滅を危ぶむ声もある。 また、商船三井のにっぽん丸など一部のクルーズ客船では、花毛布(はなもうふ)という名称で、飾り毛布と同様のサービスが行われているが、2010年8月からは大洗港と苫小牧港を結ぶ、さんふらわあふらの、さんふらわあさっぽろのスイートルームでも同様のサービスを始めた。 == 飾り毛布の種類 == 季節や船室の雰囲気に応じさまざまなバリエーションがある。 * 菊水 * 松竹梅 * 水芭蕉 * 花 * 梅 * 初日の出 * 蕗 * 日の出 * すずらん * 双子岩 * 筍 * 稲束 * 扇 * 帆掛け舟 * 灯台 * 朝顔 * 牡丹 他 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「飾り毛布」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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