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花淵灯台(はなぶちとうだい)は、太平洋の仙台湾に面して、宮城県宮城郡七ヶ浜町花渕浜保ヶ崎(ほうがさき)に設置されている無人灯台。 == 概要 == 松島湾の南側を形成する七ヶ浜半島の南東端にある吠崎の近く、御殿山の山頂付近の東南東斜面に設置されている。総工費1578万円で2年かがりで建設され、1964年(昭和39年)10月27日に初点灯した〔(七ヶ浜町)〕。 当灯台がある御殿山の北隣の垂水山には、天孫降臨の際に先導をしたことから道の神あるいは旅人の神とされる猿田彦を祀る鼻節神社がある。同社はかつて松島湾口の中点の沖合いに位置する大根岩礁()にあり、869年(貞観11年)の貞観地震で海中に沈んだため御殿山に遷宮()したが、当地は風が強く、社殿が度々破損したため垂水山に遷宮()したとも言われる。 当灯台はこの鼻節神社の御殿山時代の境内付近に建てられ、当灯台の北側には鼻節神社の旧址を示す石祠が3基祀られている。また、大根岩礁には現在、海中に大根明神が祀れており、旧暦の6月1日にアワビを奉納する「大根明神祭」が行われている〔大根明神祭 (七ヶ浜町)〕。なお、大根岩礁は黒潮の影響を受けて軟質サンゴ(ソフトコーラル)が多く生息しているがダイビング禁止となっており、また、アワビは神への供物であるためアワビ漁も禁止されている。 七ヶ浜町では、海に突き出した地の名称として「鼻淵」があり、これが鼻節神社や当地の地名の花淵となったとする説や、道の神あるいは旅人の神を祀る同社の旧址に当灯台が建設されたことなど、歴史的・地理的・神道的な面を付加して当灯台を紹介している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花淵灯台」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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