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芳村伊十七 : ミニ英和和英辞書
芳村伊十七[しち]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [むら]
 【名詞】 1. village 
: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
十七 : [じゅうなな]
 【名詞】 1. 17 2. seventeen
: [しち]
  1. (num) seven 

芳村伊十七 ( リダイレクト:大和久満 ) : ウィキペディア日本語版
大和久満[やまと ひさみつ]

大和 久満(やまと ひさみつ、1938年(昭和13年)12月12日 - 2013年(平成25年)1月2日)は、昭和、平成期に活動した新邦楽大和楽三味線方で二代目家元。本名、高橋久満。兵庫県姫路市出身。芳村 伊十七(よしむら いそしち)の名前での長唄の三味線活動も行った。また古賀政男より芳賀 稔(はが みのる)の作曲名を受ける。社団法人長唄協会日本コロムビア株式会社(専属)、東京北ロータリークラブに所属。
== 経歴 ==

* 1938年(昭和13年) 兵庫県姫路市に生まれる。
* 1946年(昭和21年) 8歳から三味線の稽古を始める。
* 1954年(昭和29年) 3年間、芳村伊十郎 の内弟子となる。
* 1956年(昭和31年) 17歳で芳村伊十七の名を許される
* 1959年(昭和34年) 「創作邦楽研究会」同人となり、今藤長十郎清元梅吉 (四世)常磐津英寿(人間国宝)らと創作活動を始める。
* 1969年(昭和44年) 大和楽『月慈童』の作曲が縁となり、初代家元大和美世葵に望まれて、立三味線及び作曲家として、大和楽に入る。この前後で創設者の大倉聡松岸上きみ宮川寿朗の名人が相次いで亡くなり、低迷状態が続いていた。
* 1970年(昭和45年) 大和久満の名を許され、大和楽理事長に就任する。
* 1977年(昭和52年) テレビ東京『美の美』で2週にわたり、「枕絵」の作曲・演奏をする。
* 1977年(昭和52年) ベルギー国営放送で『日本の美』を紹介、作曲・演奏を担当する。
* 1986年(昭和61年) 「西川流名古屋をどり」において松山善三とコンビを組み、新作舞踊劇の作曲を担当する(松山とのコンビは1997年(平成9年)までであったが、久満の作曲担当はその後も継続した)。
* 1987年(昭和62年) 大和楽二代目家元襲名。
* 1988年(昭和63年) テレビ東京『芸と人~大和楽の若き家元』に出演。
* 1989年(平成元年) 尾上菊五郎劇団結成40周年記念「二月大歌舞伎」(歌舞伎座)『源氏物語絵巻』(大和久満作曲)に大和楽として歌舞伎公演に初出演する。
* 1990年(平成2年) 今上天皇即位の儀「安の儀」において長唄立三味線を勤める。
* 1991年(平成3年) 花柳錦勇主催「若樹会」において、黒田清子(紀宮様)が大和楽『團十郎娘』『江島生島』に御出演。地方演奏を勤める
(1986年(昭和61年)の初舞台『鶯宿梅』の折も演奏を勤める)。
* 1991年(平成3年) NHK芸能花舞台』のテーマ音楽を作曲・演奏する(1997年(平成9年)まで使われる)。
* 1991年(平成3年) NHK『名曲アルバム』に三味線音楽として初出演する(芳村伊十七)。
* 2004年(平成16年) 大和楽創設70周年記念演奏会を国立劇場にて開催、新曲『楊貴妃』発表。
* 2007年(平成19年) 芳村伊十七芸歴50周年記念長唄演奏会を国立劇場にて開催。
* 2009年(平成21年)
 * 大和楽創設75周年記念演奏会を国立劇場で開催。
 * 五代目 中村富十郎主催の「矢車会」の長唄のタテ三味線で出演。
 * 大和楽二代目家元を創設80周年を目途に引退することを表明。三代目家元は長女櫻笙が継承予定。
 * NHK『芸能花舞台』に出演。岸上きみ作曲「河」を演奏。
* 2012年(平成24年) 三代目家元の襲名は2014年(平成26年)の大和楽創設80周年での披露を予定していたが、自身の体調を考慮し、急遽家元継承式のみを前倒しで行なう。
* 2013年(平成25年) 1月2日、永眠〔長唄・大和楽三味線方の芳村伊十七さん死去 朝日新聞 2013年(平成25年)1月3日閲覧〕。
長唄三味線の第一人者として多方面で活躍する傍ら、大和楽家元としてもその手腕を発揮した。演奏・作曲ともに役者・舞踊家からの委嘱が多く、美しい音色と高級な曲想が人々の心を捉える。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大和久満」の詳細全文を読む




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