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『和声 理論と実習』(わせい りろんとじっしゅう)は、東京芸術大学音楽学部の和声の集団授業のための教科書として1964年から1967年にかけて音楽之友社から出版された和声学の教科書で、日本語による和声教育の標準的教科書である〔。通称「芸大和声」〔森田信一、松本清「日本における和声理論教育の歴史 」 富山大学学術情報リポジトリ、2008年〕。 ==概要== 『和声 理論と実習』に先行する日本語の和声教科書で直接関係するものは、1958年に音楽之友社から出版された外崎幹二と島岡譲による『和声の原理と実習』である〔。これは従来の和音記号の方式を総合した新たな和音記号を使って記述されている〔。この『和声の原理と実習』をもとに東京芸術大学で島岡譲が執筆責任者となって新たな和声教科書が企画され、企画に参加した各教官の教育現場での経験に基づく提言と工夫が『和声 理論と実習』全3巻および別巻1巻にまとめられ、1964年から1967年にかけて音楽之友社から出版された〔。その後、各音楽大学で和声教科書として広く採用され、日本語による和声教育の標準的教科書の地位を占めるに至った〔。教科書編纂にあたっては個人指導によらなくとも十分な学習効果の上がることが企図されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「和声 理論と実習」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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