|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 苗 : [なえ] 【名詞】 1. rice seedling ・ 穂 : [ほ] 【名詞】 1. ear (of plant) 2. head (of plant) ・ 工 : [たくみ] 1. (n,adj-na) (1) workman 2. artisan 3. mechanic 4. carpenter 5. (2) craft 6. skill 7. (3) means 8. idea ・ 工場 : [こうじょう, こうば] 【名詞】 1. factory 2. plant 3. mill 4. workshop ・ 場 : [ば] 【名詞】 1. place 2. field (physics)
苗穂工場(なえぼこうじょう、Naebo Workshop)は、北海道札幌市東区北5条東13丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の車両工場。鉄道車両に記入される記号は「NH」、「苗穂工」。工場構内には日本貨物鉄道(JR貨物)苗穂車両所も併設されている。 隣接して苗穂運転所(札ナホ)と苗穂駅が設置されている。 本項目では、日本貨物鉄道苗穂車両所(JR貨物苗穂車両所)・苗穂車両所輪西派出(JR貨物苗穂車両所輪西派出)・北海道鉄道技術館についても記述する。 == 概要 == === 苗穂工場 === 旧・日本国有鉄道(国鉄)時代から各種車両の製造、改造、整備、廃車解体を行っている。北海道内で車両の製造ができる工場は苗穂工場・釧路工場の二箇所だけであった。また、鋳鉄制輪子・銘板などの鋳物も製造しており、特に摩擦係数の高い特殊鋳鉄制輪子(ブレーキシュー)は冬季間の降雪・レール凍結時において、最高速度の130km/hから600m以内の制動距離で停止させることが可能で〔『鉄道ジャーナル』通巻332号(1994年6月号)p.18「HEAT281 熱き疾走」〕、これを使用しなければ十分な制動能力は得られない〔『鉄道ジャーナル』通巻332号(1994年6月号)p.44「183系特急気動車のラインナップ」〕。なお、JRの車両工場で鋳物職場が現存するのは当工場と東日本旅客鉄道(JR東日本)長野総合車両センターのみである。 JR北海道に在籍する機関車(蒸気・ディーゼル・電気)全車、電車全車、7割以上のディーゼル動車(気動車)を受け持つ。なお、函館運輸所に配置されている電車と電気機関車は途中非電化区間があり自力回送が不可能なため、ディーゼル機関車で牽引されて当工場まで回送される。 年に1回(例年10月)、工場内を一般公開している。ただし、2010年は9月11日に、2012年は9月8日にそれぞれ公開された。 1980年代から1990年代初頭にかけては「アルファコンチネンタルエクスプレス」「ニセコエクスプレス」など、北海道内を走る一連のリゾート列車の改造や製作を担当した。そのうち「フラノエクスプレス」は1987年のブルーリボン賞を受賞した。 721系電車が導入された際、全般検査の実施を控え組み付けなどの実習(研修)教材として車両メーカーより半完成品の状態で受領し、当工場で完成させている。さらに、2006年からは、構体と台車を川崎重工業から購入の上、内装の艤装を自社(苗穂工場)で行うことで2007年10月1日のJR北海道ダイヤ改正から「スーパーとかち」の増発分に投入される新タイプのキハ261系気動車を落成させている。なお、JR他社での同種の事例としては西日本旅客鉄道(JR西日本)後藤工場で221系電車と207系電車の艤装が、東海旅客鉄道(JR東海)浜松工場で100系新幹線電車の艤装が行われている。 変わったケースでは、国鉄時代に余剰の貨車・客車の売却を行なう際に、内装まで含めた店舗としての整備も含めたケース〔レイルマガジン通巻14号(1985年3月号)p.24「単なる『貨車売却』の時代からオーダーメイドのお店の販売へ!?」〕や、当時自社直営であったバス事業において使用するボンネットバスの修復整備なども行なっている〔『鉄道ジャーナル』通巻287号(1990年9月号)p.136「Bus Corner」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「北海道旅客鉄道苗穂工場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|