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苫小牧日劇(とまこまいにちげき)は、かつて北海道苫小牧市寿町2丁目(国道36号沿い)に存在していた映画館である。 == 概要 == *1956年8月『誇り高き男』の上映でオープン。当時は2階席を含めた約500席程度の映画館だったが、1986年に2階席部分を改修し、2館体制となった。 *当初は個人所有の映画館だったが、洋画配給大手だった日本ヘラルド映画〔現在は角川映画に事業統合。興行部門は角川シネプレックス(現:シネプレックス)に移管。〕の直営館となってからは、苫小牧市内におけるヘラルド配給作品は必ずこの劇場で上映されていた。また、ワーナー・ブラザーズ、東映、コロンビア映画作品やスタジオジブリのアニメ映画(『もののけ姫』『ホーホケキョ となりの山田くん』『千と千尋の神隠し』等)も多く上映されていた。 *しかし2002年8月、ヘラルド映画が経営から撤退〔この年の12月4日にオープンした「シネプレックス旭川」に移行したためとされる。〕。それ以降は静内町(現:新ひだか町)で映画館「静内文化劇場」を経営し、苫小牧市内でも「苫小牧東宝・セントラル映劇」を経営していた「文化興業」に経営譲渡し営業を続けていたが、建物の老朽化や、イオン苫小牧ショッピングセンター(現:イオンモール苫小牧)内のシネマコンプレックス「ディノスシネマズ苫小牧」がオープンすることも重なり、2005年4月22日『アビエイター』『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』の上映を最後に47年の歴史に幕を閉じた。建物は解体され、跡地は幸福の科学苫小牧支部が立地している。 *最末期は東宝配給作品が札幌市などの主要都市よりも遅れ上映されることが目立ち、閉館時期にヒットした『ハウルの動く城』のような作品は苫小牧市内でも上映されないことがあった。この状況はディノスシネマズ苫小牧オープン以降も続いていたが〔ただし苫小牧市内で撮影された『スマイル 聖夜の奇跡』(2007年12月15日公開)や『のぼうの城』(2012年11月2日公開)はディノスシネマズ苫小牧も公開日と同日封切を行っていた。〕、2015年5月31日に恵庭・東宝シネマ8が閉館したことでようやく解消された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「苫小牧日劇」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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