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苻朗(ふ ろう、生没年不詳)は、五胡十六国時代の前秦の皇族である。字は元達。第3代皇帝の苻堅の従子(おい)に当たる。父は行唐公・幽州刺史の苻洛(苻堅の従兄)。 爵位は安楽県男。従父の苻堅から鎮東将軍・青州刺史に任じられる。380年の父の苻洛の謀反にかかわっていない。 383年、10月に従父・苻堅が淝水の戦いで東晋に大敗した。 384年、父の苻洛が苻堅が派遣した武将の梁熙に討ち取られると、11月、苻朗は父を誅殺した従父の苻堅を深く怨み、東晋が青州平定に派遣した謝玄に一族と配下を率いて東晋に降伏した。やがて、苻朗は東晋から員外散騎侍郎に任命される。だが後年になって、政敵の王国宝によって殺害されたという。没年は不詳である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「苻朗」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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