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苻菁[ふ せい] 苻 菁(ふ せい、生年不詳 - 357年 )は、五胡十六国時代の前秦の皇族で、初代皇帝の苻健の甥(長兄の子)に当たる。兄に苻莄眉、弟に苻重・苻洛・苻敞らがいる。 伯父の高祖(苻健)の指示で将軍として、敵対した蜀の杜洪を討伐すべく、蜀の各要害を占領した。 やがて伯父が即位して、高祖と称し前秦を建国すると、彼は衛大将軍・平昌公(後に王に昇格する)に封じられた。 今度は、東晋の桓温と激戦し、これを撃退した。この功績で、太尉・尚書令に昇格した。 だが、高祖の第三子の越王・苻生が即位すると、これを不満に感じて、兄の苻莄眉と共に厲王を殺害する計画を目論んだ。そして、兄を帝位に就かせようとした。だが、357年に部下の密告でこの計画が洩れて、彼は兄と共にかえって厲王(苻生)に誅殺されたという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「苻菁」の詳細全文を読む
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