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茨城オート株式会社(いばらきオート)は、茨城県に本社を置く、茨城交通のグループ企業でもあるタクシー会社で、2010年(平成22年)5月31日までは、路線バス、貸切バス、特定バスの運行も行なっていた。 ==概要== 水戸市内中心部にある本社(泉町営業所)は、タクシーの営業所が入っており、2010年3月31日をもってバス部門の売場は撤収して、タクシー営業所のみとなった。バス部門の実質的な拠点は郊外にある鯉淵営業所(水戸市鯉淵町)であったが、バス事業統合時に茨城交通鯉渕営業所となり、他に茨城交通と共同の桜川車庫(水戸市河和田町)があった。 もともとは帝産オート(現・帝産観光バス)の水戸支店が事業を運営していたが、撤退に伴い施設ごと茨城交通が譲受け子会社化した。社名の「オート」については前事業者の名残で。以前は旅行業も手掛けていたが、茨城交通の観光課に業務を移譲し、茨城オート旅行センターは廃業。替わりに茨城交通の不動産部が業務縮小をして、茨城オート本社にて営業を継承するが現在は撤退した。 バス路線は茨城県道30号水戸岩間線(岩間街道)沿線を中心に水戸駅と友部駅(笠間市)間の路線を軸に岩間駅(笠間市)・茨城町にも路線を展開している。ワンマン化されてからは、前事業者時代の名残で距離運賃制ながら前乗り前払い後降り運賃制(信用乗車制、乗車時に運転手に降車停留所を申告して運賃を支払う)を採用していたが、1983年(昭和58年)11月からは、一般的な整理券併用後乗り前降り・あと払い運賃制となっていた。 タクシーは本社(泉町)営業所と水戸駅、茨城県庁を拠点に常駐している。2008年2月、親会社の茨城交通のタクシー部門撤退で、茨城交通グループのタクシー事業を集約して事業の中心となっている。それに伴い、介護タクシー(リフト付き車両)も譲渡され、営業を開始。県内のタクシーの禁煙化に合わせ、2007年12月より全車禁煙となった。そのほか、運転代行業や乗務員派遣も行っており、幅広い対応をしている。 2010年2月1日から、茨城交通の経営再建に伴う、後述の事業統合により、茨交県北バスの大子・袋田タクシーを譲受して、茨城オート大子営業所として営業開始した。車両は営業所と常陸大子駅、袋田駅に常駐する。こちらはタクシーのみの営業となっている。 2010年3月2日に、同年6月1日をもってバス事業を親会社の茨城交通に統合することが発表された〔グループのバス事業の統合に関するお知らせ(茨城交通グループ 2010年3月2日) 〕。これにより、茨城オートはタクシー事業専業となる。それに先立ち、同年2月20日より回数券、定期券および水戸漫遊1日フリーきっぷの、4月1日より路線バスの乗車券が茨城交通と茨城オートで共通化された〔。 2010年6月1日、路線バス、貸切バス、特定バス事業を茨城交通に統合しバス事業より撤退。バス部門の拠点であった鯉渕営業所は茨城交通鯉渕営業所となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「茨城オート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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