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(n) teakettle (used in the tea ceremony) =========================== ・ 茶 : [ちゃ] 【名詞】 1. tea ・ 茶釜 : [ちゃがま] (n) teakettle (used in the tea ceremony) ・ 釜 : [かま] 【名詞】 1. iron pot 2. kettle
茶釜(ちゃがま)は、茶の湯に使用する茶道具の一種で、茶に使用する湯を沸かすための釜のことである。風炉に用いる茶釜はとくに風炉釜(ふろがま)と呼ぶ。 == 概要 == 分福茶釜で知られるように茶釜は小さなものは直径30cm程度からあり、主に鉄で作られている。祖形の鍑が中国から伝わり日本で古くに〔釜自体の歴史は『日本書紀』や『堤中納言物語』に記述が見られる事から古代から存在する事がわかるが、日本における湯沸かし釜、すなわち茶釜の歴史は建仁年間(鎌倉初期)とも弘安年間(鎌倉中期)ともされ、明確とはなっておらず、鎌倉末期から室町初期にかけてとみられる。参考・新独習シリーズ『表千家』 千宗員 主婦の友社 7刷1977年(初版1974年) pp.360 - 361〕改良され現在の形になった。この茶の湯釜の発生を大別すると、芦屋釜〔室町時代を全盛期として多数の作品を残している。筑前国蘆屋(現芦屋町。〕と天明〔下野国天明(現佐野市)において造られ、芦屋より100年ほど遅く登場したと伝えられる。〕(九州と東国)の2つの流れに分けられる(同新独習シリーズ『表千家』p.361より)。日本国外でも茶の湯は行なわれている。 新年になり、初めて行う茶の湯を初釜と呼び、「初茶の湯」、「釜始め」、「点初(たてぞめ)」、「初点前(はつてまえ)」ともいう〔『短歌表現辞典 生活・文化編』 飯塚書店編集部編 飯塚書店 2刷2004年(初版1998年) ISBN 978-4-7522-1029-0 p.39〕。 茶釜はほとんど炉の上に直接据えて用いるが、天井から下げた鎖(釜鎖)にかけて用いる小ぶりの茶釜も存在する。これを釣り茶釜(つりちゃがま)といい、春先(三月から四月頃)に用いる。 茶釜は他の多くの茶道具とともに鑑賞の対象となる。多く炭手前のとき、炉から上げた状態を正面から客が鑑賞する。客が釜に手を触れることはしない。 茶釜を作る職人を釜師という。 「釜を掛ける」といえば茶会を催すことを意味するように、釜は茶道具の中でも特別な存在である。利休百首にも「釜ひとつあれば茶の湯はなるものをよろづの道具をもつは愚かな」と歌われている。〔http://www.urasenke.or.jp/textb/beginer/dougu.html〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「茶釜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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