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荒川事件(あらかわじけん)は、1969年のプロ野球ドラフト会議で指名されたアマチュア野球の有力選手・荒川尭のプロ入りを巡って起きた事件。 == 概要 == === ドラフト指名 === 1969年のプロ野球ドラフト会議では、早稲田大学の強打者であった荒川尭が指名候補として注目の存在になっていた。 荒川は養父の荒川博が巨人のコーチであること、また東京六大学野球のホームグラウンドである明治神宮野球場を本拠地にしている球団がアトムズ(1970年からヤクルトアトムズ)という事もあり、ドラフト会議の前から「巨人・アトムズ以外お断り」と明言していた。 当時のドラフトシステムでは、予備抽選で上位のくじを引いた球団から順番に好きな選手を指名できるシステムになっており、現在のような重複指名による抽選制度も存在しなかったため、他球団が指名した選手は指名できなかった。その結果、巨人は11番目、アトムズは9番目であり、少なくともアトムズに入団するには意中外の8球団から指名されないことが条件であった。1番目指名球団の中日ドラゴンズや2番目指名球団の阪神タイガースは荒川への強行指名をしなかったが、3番目指名球団の大洋ホエールズが荒川は「提示額次第で入団」という情報を得た(結果的にはガセ情報だった)事で指名を強行した。 : 指名順が決まった時点で大洋は、中日が谷沢健一、阪神が太田幸司を指名すると読み、その場合上田次朗を指名するつもりだった。しかし阪神が太田ではなく上田を指名したことで大洋は太田を指名するかどうかの選択を迫られる。大洋の本拠地川崎球場は工場が多く、太田を獲得しても女性ファンの来場は見込めないと考えたオーナーの中部謙吉は、球団代表森茂雄らの反対を押し切って実力派の荒川を獲得することにする。また森が早稲田野球部の元監督だったこと、荒川の恩師である監督の石井藤吉郎が森の教え子であることも指名につながった。との説もある〔澤宮優『ドラフト1位 九人の光と影』河出書房新社 2008年〕。 そのためアトムズや巨人は荒川を指名できなくなった(ちなみにアトムズは仙台商高の捕手である八重樫幸雄を、巨人は早稲田大学の投手であった小坂敏彦をそれぞれ1位指名した)。これが荒川の野球人生の暗転に至るきっかけとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒川事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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