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荒川岳(あらかわだけ)は南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)中央部にある前岳、中岳、悪沢岳(東岳)の3つの山の総称である。 == 概要 == 荒川岳は別名荒川三山とも呼ばれる、いくつかのピークの集合体である。「三山」と呼ぶ場合は以下の3つを指す(以下、西から東への位置順に記す)。 * 前岳(荒川前岳) 標高3,068 m * 中岳(荒川中岳) 標高3,084 m〔GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は3,083m。〕 * 悪沢岳(別名東岳または荒川東岳)標高3,141 m 日本第6位の高さである。 さらに、その東側に位置する以下の2つの小ピークも荒川岳の一部分である。 * 丸山 標高3,032 m * 千枚岳 標高2,880 m 中岳と千枚岳には三角点があり、その最高峰は悪沢岳である〔基準点成果等閲覧サービス (国土地理院)〕。 三山のうち中岳と前岳は距離が300 mと近接し、最低鞍部との標高差も20から30 mほどしかない。この二山と悪沢岳は距離も1 kmほど離れ、最低鞍部との標高差も180から240 mほどあるが、三山全体と、南北に連なる赤石岳・小河内岳との間の標高差が小河内岳側で約700 m・赤石岳側で約380 mと大きいため、三山全体で一つのまとまりをなした山と見ることができる。 荒川岳一帯には氷河によって削られた地形であるカール(圏谷)が数多く見られる。上部は森林限界のハイマツ帯で、非常に多くの高山植物が自生しライチョウの生息地となっている。カールの中腹や底は、いずれも大規模な高山植物のお花畑となっており、特に中岳、前岳から荒川小屋に下る斜面では、規模の大きなお花畑の真ん中を登山道が通っているため、盛夏には花のじゅうたんに囲まれながらの登山を楽しむことができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒川岳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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