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荒川橋(あらかわはし、あらかわばし)は埼玉県秩父市荒川日野と同市荒川小野原の間に架かり、荒川を渡る国道140号の密接する2本の橋梁。上り線(熊谷方面)が1929年(昭和4年)竣工の2代目の旧橋、下り線(甲府方面)が1986年(昭和61年)竣工の3代目の新橋である。 == 概要 == 荒川河口から134.1 kmの地点に位置する、奥秩父の主要な交通路となっている橋である。また、埼玉県の第一次特定緊急輸送道路に指定されている。荒川の湾曲部に所在する上り方向専用の橋、および下り方向専用の橋の2橋で構成されており、橋詰で車道の上下線が分離し、それぞれの橋に1車線の一方通行として接続されている。なお橋の所在地は埼玉県秩父市荒川小野原である〔『7.荒川橋』p.2(p.185)〕。 現在の橋は、上り線が旧橋の鋼上路ブレースト・リブ・バランスド・アーチ橋(鋼上路バランスド・ブレースド・リブ・アーチ橋〔荒川橋1929-5-20 - 土木学会付属土木図書館〕とも呼ぶ)で、下り線は新橋の鋼上路トラスドアーチ橋となっている。この鋼上路ブレースト・リブ・バランスド・アーチ橋という橋梁形式は全国で2例しかなく、もう一つは栃木県那須塩原市の那珂川に架かる晩翠橋である〔 - 土木学会関東支部 栃木会〕〔晩翠橋の解説シート - 公益社団法人 土木学会〕。なお、晩翠橋は2002年に土木学会選奨土木遺産に認定されている。また、鋼上路トラスドアーチ橋は上路式のスパンドレルブレースドアーチ橋によく似た外見をしている。 双方の橋とも橋梁を支える拱台が両岸の岩盤に固定されている直接基礎で、橋脚は立てられていない。親柱(灯柱)は旧橋竣工当時のものが4か所とも橋名板とともに現存している〔p.4(p.122) - 公益社団法人 土木学会〕。また、旧橋の欄干や照明灯は竣工当時のものではなく後年交換されたものである。歩道は旧橋は川下側、新橋は川上側にそれぞれ設けられている。双方の橋とも橋面は縦に弓なりに反った緩やかな縦断曲線を描いている。 橋を通過する車両は砂利等を積載したトラックの往来が目立つ〔p.3(p.121) - 公益社団法人 土木学会〕。また、西武観光バスの西武秩父駅と三峯神社とを結ぶ路線バス「三峰神社線」の走行経路に指定されている〔路線バス時刻表 三峯神社線 - 秩父市役所〕。本橋梁の旧橋は土木学会による「近代土木遺産2800選Bランク(県指定文化財クラス)」および「鉄の橋100選」にも選出されている〔日本の近代土木遺産(改訂版) - 公益社団法人 土木学会〕〔p.160-161〕。旧橋は県内で数少ない歴史的近代橋梁として注目すべきとされている〔p.4(p.234) - 土木学会附属土木図書館〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒川橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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