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荒滝山城(あらたきやまじょう)は山口県宇部市の荒滝山にあった戦国時代の日本の城(連郭式山城)。荒滝城ともいう。城跡は山口県の史跡に指定されている。 == 概要 == 標高459mの荒滝山で、遺構は東西約700m、南北約200mの範囲に広がる。山頂の主郭を中心として、東側尾根に築かれた出丸(千畳敷)と西側尾根の西郭の3つの曲輪群で構成される。尾根伝いの敵の侵入を防ぐための堀切が郭の周囲を固め、北側斜面には、畝状空堀群があるなど、戦国時代末期の山城の特徴を残す。山口県内の山城としては最大級のもの。山頂からは、南の瀬戸内海から内陸方面の吉部盆地・美東・秋芳地域など広範囲を展望できる要衝に位置している。 大内氏の重臣で長門国守護代に任じられていた内藤氏の居城と伝えられる(『萩藩閥閲録』・『防長風土注進案』)。同城は戦時に篭る詰め城だったと思われ、平時の生活は山麓の今小野(荒滝山の北東部)に居館があったと考えられている。発掘調査で、大内氏とかかわる遺跡で特徴的に出土する京都系の土師器に加え、中国・朝鮮から輸入された陶磁器なども出土しており、大内氏と内藤氏の関わりの深さを示している。 山口県の史跡指定にあたって、山口県教育委員会は、保存状態の良さに加え、発掘調査で時期の推定ができる点から地域の歴史を考える上で極めて貴重な史跡であるとした。 Aratakiyama Castle.JPG|山頂(主郭)にある狼煙場跡と明治天皇像 Aratakiyama Castle Koguchi.JPG|主郭の東側にある虎口跡。路頭している岩盤の一部を削っている Aratakiyama Castle Horikiri01.JPG|主郭の東側にある堀切(出丸へと続く尾根の堀切) Aratakiyama Castle Horikiri02.JPG|主郭の西側にある堀切(西郭へと続く尾根の堀切) Aratakiyama Castle Horikiri03.JPG|主郭の西側にある堀切の石積み Aratakiyama Castle Nishi-Kuruwa.JPG|西郭 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒滝山城」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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