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菟原処女の伝説 : ミニ英和和英辞書
菟原処女の伝説[うないおとめのでんせつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
処女 : [しょじょ]
 【名詞】 1. virgin 2. maiden 
: [じょ]
 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter
: [でん, てん, つたえ]
 【名詞】 1. legend 2. tradition 3. life 4. biography 5. comment 6. communication
伝説 : [でんせつ]
 【名詞】 1. tradition 2. legend 3. folklore 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

菟原処女の伝説 : ウィキペディア日本語版
菟原処女の伝説[うないおとめのでんせつ]

菟原処女の伝説(うないおとめのでんせつ)とは神戸市東部に伝わる、二人の男から求婚された娘が自ら命を絶ち、男たちが後を追って死んだという伝説である。古くは『万葉集』に歌が残されており、奈良時代から語られていた。
東灘区御影塚町処女塚灘区都通西求女塚、東灘区住吉宮町東求女塚は彼らの墓と伝えられる。しかし実際の築造時期はそれぞれ異なっており、事実とは考えられず、この地方の豪族を葬った墓と見られる。東灘区御影塚町には処女塚古墳がある。
==あらすじ==
神戸の東部から芦屋にかけてが、大阪湾沿岸の湿地に茂る芦を屋根にふいて葦屋(あしのや)と呼ばれていた頃の話である。
葦屋の菟原処女(うないおとめ)という可憐な娘がいて、多くの若者から思いを寄せられていた。中でも同じ里の菟原壮士(うないおとこ)と和泉国から来た茅渟壮士(ちぬおとこ)という二人の立派な益荒男が彼女を深く愛し、妻に迎えたいと激しく争うようになった。処女が母に語らく「卑しい私のために立派な男たちが争うのを見ると、生きていても結婚などできましょうか、黄泉で待ちます。」と嘆き悲しんで死んでしまった。茅渟壮士はその夜、彼女を夢に見て彼女が愛していたのは自分だと知り、後を追った。菟原壮士も負けるものかと小太刀をとって、後を追った。
親族たちは集まって、この事を長く語り継ごうと、娘の墓を中央に、男の墓を両側に作ったという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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