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菠蘿包(ポーローパーウ、bo1lo4baau1)は、香港のパンの一種である。 パン生地の上にクッキー生地を被せて焼くのが特徴である。クッキー生地に十字の模様を入れ作り方が日本のメロンパンと共通している。メロンパンと比較すると平均的に直径がやや小さく、高さは高めで、クッキー生地をしっかりと焼き上げているため、さらにサクサクとした食感をしている。メロンパンと違いクッキー生地の上に砂糖の粒をまぶす作り方はしない。 == 概要 == 菠蘿包は、香港周辺の茶餐廳と呼ばれる喫茶レストランと大牌檔(ダイパイドン、広東語:大牌檔)と呼ばれる屋台街の定番メニューとなっており、パン屋でも人気がある商品である。 元々は「俄羅斯包(ロシアパン)」と呼ばれていたが、表面がパイナップルに似ているということで、パイナップルパンを意味する菠蘿包で呼ばれるようになった。 香港やマカオ周辺の他に古くから台湾でも食べられており、最近では中国の上海、北京などでも焼かれるようになった。それらの北京語圏では「菠蘿麺包」(ポールオミエンパオ、)と呼ばれて販売されている。香港のものほど高さがないものが多いため、メロンパンを小振りにしたもののように見える。 菠蘿包にパイナップル成分は入っていない。砂糖、鶏卵、小麦粉、ラードから作られる。パン生地の表面のクッキー生地がしっとりと柔らかい日本のメロンパンと異なり、菠蘿包のクッキー生地はサクサクとした歯ごたえに焼かれており、下のパン生地はふんわりしているものが好まれる。高温多湿の香港では、湿っているとすぐにカビが生えたり、腐敗するのもカリカリに焼く理由のひとつと考えられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「菠蘿包」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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