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萌えおこし(もえおこし)は、美少女キャラクターを前面に押し出した地域おこしの手法。。萌え起こし、或いは萌え興しと表記される場合もある。 == 概要 == 2000年代の半ばから漫画やテレビアニメの舞台となった地域をその作品のファンが巡礼する現象が見られると共に、その経済効果が宣伝されるようになった〔“萌え”おこしで地方活況…経済効果なんと900億円 (夕刊フジ、2008年12月20日)〕。特に、美水かがみの4コマ漫画を原作とするテレビアニメ『らき☆すた』の大ヒットに伴う埼玉県北葛飾郡鷲宮町(現在の久喜市鷲宮)への巡礼に着目した地元商工会主導の様々な企画は作品のファンと地元住民の双方に受け入れられ、鷲宮神社の初詣参拝者数が急増したことなど顕著な経済効果が報告されている〔[鷲宮神社]“アニメ聖地”の初詣参拝客数は47万人 5年連続増ならずも人気定着 (マイナビ、2012年1月6日)〕。 これに対し、企画段階では特に萌えが意識されたわけではなかったものの、自治体などのマスコットがインターネット上のコミュニティで人気が出てキャラクター商品が作られる現象も見られる。代表的な例としては、佐賀県佐賀郡大和町の職員がデザインした「まほろちゃん」が挙げられ、大和町が2005年に周辺の町村と共に佐賀市と合併して以降は佐賀市のキッズページで引き続き起用されている〔佐賀市:キッズステーション 〕。また、2009年3月に肥前国庁跡資料館でオリジナルのしおりを配布したところ関東地方からもファンが訪れ、前年の同月比3倍の来館者を記録した〔キャラ「まほろちゃん」効果、資料館入場者3倍に (佐賀新聞、2009年5月7日)〕。 また、前記の「らき☆すた」や「まほろちゃん」と異なり、自治体が意図的に萌えキャラクターとしてマスコットを製作した例として、栃木県足利市の「あしかがひめたま」等が上げられる。 これらの経済効果に関する報告が相次いだ結果、近年では企画段階から萌えを全面に押し出しつつその地域の特産品や観光名所・行事などに由来する特徴を織り込んだキャラクターデザインやイベントも見られるようになっている。代表例としてはNHK『クローズアップ現代』の2009年12月2日放送分でも特集された伝統行事・西馬音内盆踊りを題材に2006年よりイラストを公募している「かがり美少女イラストコンテスト」に端を発する秋田県雄勝郡羽後町の事例が挙げられる〔秋田・羽後町で「かがり美少女イラストコンテスト」-地元作家が講演も (秋田経済新聞、2010年7月8日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「萌えおこし」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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