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葉ろう石(ようろうせき、葉蠟石、pyrophyllite、パイロフィライト)はろう石鉱物で、層状ケイ酸塩鉱物の一種である。化学組成は Al2Si4O10(OH)2。軟らかくてロウ感がある。 一般に熱水変質を受けた岩石中に産し、カオリナイトやセリサイト(絹雲母)など葉ろう石と似た鉱物、あるいは石英などと共に産することが普通であり、これら鉱物より成る岩石は「ろう石」と総称される。このように、ろう石中には似た鉱物が多く含まれるので、肉眼や顕微鏡でそれぞれを区別するのは難しい。X線粉末分析(XRD分析)や蛍光X線分析(XRF分析)が、それぞれの種類や量比を求める手段として用いられる。 岡山県備前市の三石地区の台山(だいやま)を中心に点在するろう石鉱床が、ろう石の生産量規模としては日本最大である。 広島県庄原市の勝光山では、青灰色のコランダムと共生しているものを「とら石」、淡紫色のダイアスポアと共生しているものを「ふじ石」と呼んでいる。 == 用途 == 焼成時の熱膨張を抑えるために粘土に加えるなどの用途がある。 寿山石や青田石など見た目が美しい物は篆刻の素材に用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「葉ろう石」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pyrophyllite 」があります。 スポンサード リンク
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