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『蒼氓』(そうぼう)は、石川達三の小説。第1回芥川賞受賞作であるが、受賞したのはその第1部で、以後続きが書かれて長篇小説となった。 第1部は1935年4月『星座』に発表され、8月に芥川賞を受賞した。石川は当時無名の新人だった。1930年、石川がブラジル移民の管理者として渡伯した時のことを描いたもので、題名は民衆を意味する。同年単行本として改造社より刊行され、1939年『蒼氓 三部作』として新潮社から刊行、1951年新潮文庫に入り長く読み継がれた。 作品は、渡航した移民たちが、現地に根をおろそうと決意するところで終わっているが、作者の石川は半年ほどで帰国している。 1937年、熊谷久虎監督により映画化されている。 == 映画 == 1937年2月18日公開。製作は日活。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蒼氓」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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