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『蓼喰ふ虫』(たでくうむし)は谷崎潤一郎の小説で代表作の一つ。1928年(昭和3年)12月3日から1929年(昭和4年)6月17日(では18日)まで『東京日日新聞』『大阪毎日新聞』に連載された。愛情の冷めた夫婦を中心に描いている。 == あらすじ == 要・美佐子の夫婦仲は冷え切っている。小学4年の子供の前では取り繕っているが、美佐子は時間さえあれば恋人・阿曾の住む須磨に通う有様である。ある日、義父から人形浄瑠璃(文楽)の見物に誘われ、夫婦で出掛けてゆく。要は以前に見た時とは異なり、人形の動きに引き込まれてゆく。同席した義父の愛人・お久はおとなしい女で、要は人形のようだと思い、興味をひかれる。 高夏が上海から一時帰国し、要の家に来ると、要・美佐子はそれぞれ離婚について相談をする。高夏は春休み中の弘を連れて東京に行くことにする。 義父とお久が淡路の人形浄瑠璃を見に行くというので、要も同行する。ひなびた舞台も要には面白く、また自分たち夫婦に引き替え、義父・お久の関係がうらやましく思われた。三十三か所を巡礼するという義父たちと別れた要は、神戸に向かい、なじみの娼婦ルイズと会う。ルイズは借金があるので千円出してくれとしつこく、来週持ってくると約束をさせられてしまう。 要が離婚の件を義父に手紙で書き送ると、何も知らなかった義父は驚いて夫婦を京都の自宅に呼び出す。義父は美佐子と2人で話したいと言って、近くの懐石料理店に出掛けてしまう。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蓼喰ふ虫」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Some Prefer Nettles 」があります。 スポンサード リンク
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