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蔡焜燦 : ウィキペディア日本語版
蔡焜燦[さい こんさん]

蔡 焜燦(さい こんさん、ツァイ・ウンツァン、1927年 - )は、台湾人実業家2014年現在、半導体デザイン会社「偉詮電子股分有限公司」会長知日派(当人は「愛日家」と自称)として知られる。司馬遼太郎の紀行文集『街道をゆく-台湾紀行』では案内役として老 台北(ラオ・タイペイ)の愛称で登場する。平成26年4月には、台湾にて日本の短歌を通じて日台の交流に貢献したとの理由で、日本国より旭日双光章が贈られた〔蔡焜燦さん(87) 旭日双光章に輝いた台湾歌壇代表 〕。
== 経歴 ==

=== 出生 ===
日本統治時代台湾中部、台中州大甲郡清水街に生まれる。
台湾は1895年明治28年)、日清戦争の結果、清国から日本へ割譲されている。この際、日本側は台湾の住民に2年間の国籍選択猶予を与え、清国籍を選ぶ者は自由に大陸に引き揚げることを認めた。当時16歳だった蔡焜燦の父はこの時、清国籍を選択し祖先の地であった福建省に渡ったが、当時の中国の腐敗した社会を熟知した叔父から台湾への帰還を勧められ、「日本人」として台湾へ戻った。こうして父子ともに日本人として生きていく道が決定した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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