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図書目録(としょもくろく)とは図書について、その書誌情報などを集めた目録であり、 *一つの図書館(多くの図書を収集している図書館類似の施設や個人も含む)に納められている図書について作成された図書目録。蔵書目録ともいう。本項で詳述。なお、複数館の蔵書をまとめたものを総合目録と呼ぶ。 *一つの出版社または複数の出版社で構成される団体が出版している図書の目録。出版物目録ともいう。分野別図書目録、歴史図書総目録、仏教書総目録など。 *特定の事柄について書かれている、または特定の事柄を調べるのに役立つ図書の目録。参考文献目録ともいう。 等が存在する。 図書目録(英: library catalog)は、1つまたは複数の図書館(いくつかの場所にある図書館のネットワークなど)の全ての書誌項目を記録したもの。書目(しょもく)と略されることもある。書誌項目とは任意の情報実体(例えば、書籍、コンピュータファイル、絵画、実物教材、地図など)、図書資料(例えば、アンソロジーに収録された小説)、図書資料のグループ(例えば、三部作)であり、目録とその図書館に利用者にとって適切な場合は目録からのリンク(例えば、ウェブページ)も含む。 カード目録 (card catalog) はかつてはよく見られたが、現在では事実上OPAC (online public access catalog) に置き換えられている。オンライン目録を「カード目録」と呼び続けている人もいる。OPACを備えた図書館でもカード目録を保持しているところもあるが、二次的なものとされ、滅多に更新されない。物理的なカード目録を保持している図書館では、そのカード目録を更新した最新年を掲示していることが多い。OPACを導入してカード目録を廃止した図書館もあり、それによってスペースを有効利用している。 == 図書目録の目的 == は1876年、『辞書体目録規則』の中で初めて書誌体系の目的を明文化した。カッターによれば、その目的は以下の通りである。 # 以下のいずれかが分かっている書籍を探せるようにする(識別目的) # * 著者名 # * 書名 # * 主題 # その図書館が、以下の観点で所蔵しているものを示す(配列目的) # * 著者名 # * 主題 # * 種類 # 書籍を選ぶ際の補助とする(評価目的) # * 版によって選ぶ(書誌学的選択) # * 特徴によって選ぶ(文学的・トピック的選択) これらの目的は最近の定義でも同様に認識されており、20世紀を通して一貫していた。1960/61年、カッターの示した目的はルベツキーとパリの目録原則国際会議 (ICCP) が改定した。1998年には、図書目録の目標と機能について書誌レコードの機能要件 (FRBR) を使って定義する試みが行われ、その中で利用者の4つの行動(発見、識別、選択、入手)を定義した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「図書目録」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Library catalog 」があります。 スポンサード リンク
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