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パパイア(パパイヤ、蕃瓜樹〔三省堂編修所『何でも読める難読漢字辞典』三省堂、1999年9月10日発行、ISBN 4385135916 、24頁〕、万寿果〔、、学名:''Carica papaya'' 〔)とは、パパイア科パパイア属の常緑小高木である。その果実も「パパイア」という。「チチウリノキ(乳瓜木)」、「モッカ(木瓜)」、「マンジュマイ(万寿瓜)」、「パウパウ」、「ポーポー」、「ママオ」、「ツリーメロン」などと呼ばれることもある。 == 特徴 == メキシコ南部から西インド諸島を原産〔石尾員浩『野菜と果物 ポケット図鑑』主婦の友社、1995年発行、320頁〕とする(草本性)常緑小高木〔小林・尾崎,132-133頁〕である。16世紀初めにヨーロッパ人に発見された〔。多くの熱帯の国々で栽培されており、日本では、沖縄などで人家の庭に自生している。まっすぐに伸びた茎の先に長い葉柄を持つ大きな葉が集中しており、葉質は薄くて柔らかい。 葉はやや掌状に大きく切れ込みが入っている。花は茎の先端近く、葉の下側に出る。通常は雌雄異株で、雄花は長い花序になって垂れ下がる。花は黄緑色で目立たない。樹高は10 m以上にも達するが、近年は栽培しやすい矮性種も開発されている。耐寒性に乏しく、生育適温は25-30℃、生育最低温度は15℃で、10℃以下になると生育を停止する〔。 パパイアは多年生であり、背が高くなり、しかも次第に茎が太くなるので、樹木と見ることができるが、茎は非常に柔らかく、台風などで容易に倒れる。また幹部は木質化しておらず、倒れたものが枯れると、すぐに腐って軟化するため、木ではなく草として捉えられる場合もある。従って、ごく一部の解説書などでは、「草本類」と記載されている場合がある。 果実は食用にされ、生果や乾燥させた果実は一般に流通している。タイやフィリピンなどから日本に輸入される場合も多い。日本国内では、前述の通り沖縄に自生しているが、沖縄ではパパイア生産が産業として成り立ちにくいといわれる。理由としては、繁殖力が強く、軒先に自生しており、雑草的に捉えられていることや、台風に弱く生産量が不安定なことがあげられる。また、沖縄など国内で栽培されているパパイアは生産効率を確保するためソロ(両性花)種が多く用いられている。日本国内に輸入されている約90%がソロ種である〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パパイア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Papaya 」があります。 スポンサード リンク
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