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蕨城(わらびじょう)は武蔵国足立郡(現在の埼玉県蕨市)にあった日本の城である。南北朝時代に足利幕府の渋川氏によって築城された。埼玉県指定旧跡。 == 概要 == 南北朝時代に足利氏一門の渋川義行によって築城され、曾孫の渋川義鏡が古河公方に対抗するための拠点とした。 周囲を沼と深田に囲まれた微高地上に築城された平城で、幅約11.8mの囲掘と幅約8.2mの土塁をめぐらし掘の内側の面積は約12,200㎡となっており、南側には同様の掘と土塁をめぐらせた約21,650㎡の外輪地があり二郭を形成していた。 弘化3年(1846年)頃のものと伝えられる「蕨御殿の図」では主郭の南側に虎口と馬出しの存在が認められ、これらは外郭と同時期に渋川義鏡によって加えられたものと考えられる。 戦国時代には扇谷上杉氏と後北条氏の境界線に位置したため、扇谷上杉氏にとっては江戸城奪回のための拠点となり、後北条氏にとっては川越城攻略の足がかりとなり、しばしば所属する勢力が入れ替わった。 現在は本丸跡地が県の旧跡に指定され、城址公園として整備されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蕨城」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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