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薬王 ( リダイレクト:薬王菩薩 ) : ウィキペディア日本語版 | 薬王菩薩[やくおうぼさつ]
薬王菩薩(やくおうぼさつ)とは、仏教の仏・薬師八大菩薩のうちの一尊とされるが、実際には薬上菩薩とともに釈迦如来の脇侍として付き従う場合のほうが多い。また阿弥陀如来の二十五菩薩にも数えられる。 薬上菩薩とは兄弟であったとされ、人々に薬を与えた功徳により双方が菩薩になる事が出来たという。 一般的には薬壷と薬草を手に持つ姿で現される。
== 法華経 == 法華経・薬王菩薩本事品では、薬王菩薩の前世は、一切衆生喜見菩薩といい日月浄明徳如来(仏)の弟子だった。この仏より法華経を聴き、楽(ねが)って苦行し、現一切色身三昧を得て、歓喜して仏を供養し、ついに自ら香を飲み、身体に香油を塗り焼身した。諸仏は讃嘆し、その身は1200歳まで燃えたという。命終して後、また同じ日月浄明徳如来の国に生じ、浄徳王の子に化生して大王を教化した。再びその仏を供養せんとしたところ、仏が今夜に般涅槃することを聞き、仏より法及び諸弟子、舎利などを附属せられた。仏入滅後、舎利を供養せんとして自らの肘を燃やし、7万2千歳に渡って供養したという。 妙荘厳王本事品では、昔、雲雷宿王華智如来の出世時に、妙荘厳王と浄徳夫人に、浄蔵と浄眼の二子があり、浄蔵が今の薬王菩薩、浄眼が今の薬上菩薩、それぞれの前世であることを説いている。
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