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ツバキ(椿、海柘榴)〔日本において広く見られる野生の「ツバキ」はヤブツバキであり、植物学上はこの名で呼ばれる。ただし、標準和名としてツバキの名を採用した例もある(北村・村田(1979))。〕またはヤブツバキ〔(藪椿、学名: )は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木。 日本内外で近縁のユキツバキから作り出された数々の園芸品種、ワビスケ、中国・ベトナム産の原種や園芸品種などを総称的に「椿」と呼ぶが、同じツバキ属であってもサザンカを椿と呼ぶことはあまりない。 == 形態・生態 == 常緑性の高木。普通は高さ5–6mだが、樹高18m・胸高直径50cmにも達する例も知られる。ただしその成長は遅く、寿命は長い。樹皮はなめらかで灰白色、時に細かな突起がまばらに出る。枝はよくわかれる。冬芽は線状楕円形で先端はとがり、円頭の鱗片が折り重なる。鱗片の外側には細かい伏せた毛がある。鱗片は枝が伸びると脱落する。 葉は互生、長楕円形から広楕円形、鋭尖頭(先端が突き出す)で、葉脚は広いくさび形、縁には鋸歯が並ぶ。葉質は厚くて表面につやがあり、濃緑色で裏面はやや色が薄い。 花期は冬から春にかけてにまたがり、早咲きのものは冬さなかに咲く。 ファイル:Camellia Bark.jpg|樹皮 ファイル:Camellia Flower Leaf.jpg|葉と花 ファイル:Camellia 20080902.jpg|果実 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツバキ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Camellia japonica 」があります。 スポンサード リンク
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