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藤井 淑禎(ふじい ひでただ、1950年2月23日 - )は、日本近代文学の研究者、立教大学名誉教授。 愛知県豊橋市生まれ。1974年慶應義塾大学文学部卒業、1979年立教大学大学院博士課程満期退学、同年東海学園女子短期大学専任講師、1985年助教授、1990年立教大学文学部助教授、1992年教授。立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター長。2015年定年退任、名誉教授。 結核と文学の関わりを探った『不如帰の時代』が最初の本。これはスーザン・ソンタグと柄谷行人の影響下にあるものだったが、その後、戦後の純愛ブームを武者小路実篤や亀井勝一郎の人生論や恋愛論から窺うなど、戦後大衆文化の研究に転じるとともに、「小説の考古学」を唱える。夏目漱石『こころ』の注釈では同時代の資料から小森陽一や石原千秋の『こころ』論を批判したが、石原千秋から、自分たちの研究成果とは方法的にかみ合っていないと論難された。その後、松本清張、江戸川乱歩など大衆小説の研究に移り、時代相をとらえる手法を用いている。 ==著書== *『不如帰の時代 水底の漱石と青年たち』名古屋大学出版会 1990 *『純愛の精神誌 昭和三十年代の青春を読む』新潮選書 1994 *『望郷歌謡曲考 高度成長の谷間で』NTT出版 1997 *『清張ミステリーと昭和三十年代』文春新書 1999 *『御三家歌謡映画の黄金時代 橋・舟木・西郷の「青春」と「あの頃」の日本』平凡社新書 2001 *『小説の考古学へ 心理学・映画から見た小説技法史』名古屋大学出版会 2001 *『景観のふるさと史』教育出版(江戸東京ライブラリー) 2003 *『清張 闘う作家 「文学」を超えて』ミネルヴァ書房(MINERVA 歴史・文化ライブラリー) 2007 *『高度成長期に愛された本たち』岩波書店、2009 *『名作がくれた勇気 戦後読書ブームと日本人』平凡社、2012 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藤井淑禎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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