|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 藤 ： [ふじ] 【名詞】 1. wisteria ・ 原 ： [はら, もと] 1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation ・ 原義 ： [げんぎ] 【名詞】 1. original meaning ・ 義 ： [ぎ] 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor ・ 江 ： [こう, え, ごう] 【名詞】 1. inlet 2. bay
『藤原義江のふるさと』〔藤原義江のふるさと 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年2月13日閲覧。〕（ふじわらよしえのふるさと）は、1930年（昭和5年）製作・公開、溝口健二監督による日本の長篇劇映画である。「日活第1回トーキー映画」と銘打って宣伝、製作されたが、完全なトーキーではなくサイレント部分の混在する「パートトーキー」作品であった〔『活辯時代』、御園京平、岩波書店、1990年3月刊 ISBN 4002600211, p.123.〕〔『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』、田中純一郎、中公文庫、1976年1月 ISBN 4122002966, p.153-154.〕。単に『ふるさと』の題でも知られ、公開時のポスター〔、および後年の文献では後者で紹介される〔〔〔ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 、日本映画データベース、2010年2月13日閲覧。〕。 == 略歴・概要 == 前年1929年（昭和4年）に大将軍から太秦へ移転した日活太秦撮影所で、『朝日は輝く』や大ヒットした歌謡映画『東京行進曲』、『都会交響楽』といったサイレントの現代劇・傾向映画を手がけて来た溝口健二が〔『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』、p.152.〕、関東大震災前の浅草オペラのスターであった藤原義江を主演に迎えた作品である〔。藤原は本作が映画出演・初主演であった〔藤原義江 、日本映画データベース、2010年2月13日閲覧。〕。 同撮影所は、このトーキー第1作の製作に当たり、皆川芳造が開発したミナ・トーキーを採用〔没後50年 溝口健二再発見 藤原義江のふるさと 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年2月13日閲覧。〕、発声映画社と提携製作を行った〔。「吾等のテナー」こと藤原の歌声を映画館に響かせることを主眼に置いた映画であったが、技術的に拙く雑音が多く、失敗作とされる〔〔。本作は、同年3月14日、東京・浅草公園六区の富士館をフラッグシップに全国で公開された〔〔藤原義江のふるさと、日本映画データベース、2010年2月13日閲覧。〕。 現在、上映用プリントを東京国立近代美術館フィルムセンターが所蔵しているが、現存する同プリントの上映時間は「86分」と10巻ものとしては短い〔。2006年（平成18年）に同センターが開催した「没後50年 溝口健二再発見」では、通常のフィルムの回転数を変え「1秒21コマ」の速度で上映した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「藤原義江のふるさと」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|