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寂然(じゃくせん / じゃくねん、生没年不詳)は、平安時代末期の官人・歌人。俗名は藤原 頼業(ふじわら の よりなり)。藤原北家長良流。丹後守藤原為忠の4男(末子)。号は唯心房。従五位下・壱岐守。 元永年間(1118年 - 1119年)の生まれとされる。近衛天皇のもとで六位蔵人を務め、康治元年(1141年)に従五位下に叙され、翌年に壱岐守に任ぜられるが、遅くても久寿年間出家し大原に隠棲する。法名を寂然と称し、同じく出家した兄弟の寂念・寂超とともに大原三寂・常盤三寂と呼ばれた。西行とは親友の間柄であったと言われている。また、各地を旅行して讃岐国に流された崇徳院を訪問したこともある。寿永年間には健在であったとみられるが晩年は不詳。 和歌に優れ私撰集に『唯心房集』『寂然法師集』『法門百首』があり、『千載和歌集』以下の勅撰和歌集に47首が入首。強い隠逸志向と信仰に裏付けられた閑寂な境地を切り開いた。また、今様にも深く通じていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「寂然」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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