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藤本事件(ふじもとじけん)とは1951年(昭和26年)に熊本県菊池郡で発生した爆破事件および殺人事件である。地名を取って菊池事件と呼称する場合もある。 被告人はハンセン病患者であり、差別に基づく冤罪であったとの主張がある〔 65~68頁〕。 == 事件の概要 == === 第一の事件 === 熊本県菊池郡水源村(現在の菊池市の一部)の村役場衛生課職員(当時50歳)の自宅にダイナマイトが投げ込まれたのは1951年8月1日のことであった。ダイナマイト自体は完全には爆発しなかった。衛生課職員とその子供が軽傷を負った。 警察は、同村の住民・藤本松夫(当時29歳)を容疑者と断定した。藤本はハンセン病に罹患しているとしてハンセン病施設国立療養所菊池恵楓園への入所を勧告されていた。この入所勧告を被害者職員の通報によるものと逆恨みしての犯行とされた。藤本はこのダイナマイト事件で逮捕された後、恵楓園内の熊本刑務所代用留置所(外監房)に勾留〔され、裁判は熊本地裁菊池恵楓園出張法廷で行われた〔。裁判ではダイナマイトの入手先が解明されなかった。藤本に対して1952年6月9日に熊本地方裁判所は、殺人未遂と火薬類取締法違反で懲役10年の有罪判決を宣告した。藤本は控訴・上告したが、1953年9月15日最高裁判所で上告が棄却され、有罪が確定した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藤本事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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