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藪漕ぎ(やぶこぎ)とは、ササや雑草、タケ、灌木等が繁茂し進行がままならない山野をかき分けて進む様子を表した言葉である。 == 藪 == 背の低い草地は歩くに苦労しない。森林の中は意外と隙間の多いものであり、これも普通は歩くに困らない。かき分けて進まねばならないのは、人間の背丈前後の高さの群落である。 たとえば2m程度のススキやササの群落は、人間が普通に歩けるほどの幅もなく密生し、また群落の上層では枝葉が互いに絡まっていて、かなりの力でかき分けるか、根本から刈り取らなければ進むのが難しい。このような群落をかき分けて進むのが藪漕ぎである。日本ではこのような群落は多くの場合植生遷移の途中に出現するものであり、あるいはより遷移が進んだ群落が攪乱を受けた場合に出現する。 たとえば伐採された森林は、まず低木が出現して密生した群落を作りやすい。しかもそこにはモミジイチゴ、ニガイチゴなど半蔓性のいばら類が多く含まれる。そのため、そこに生じる藪は非常にやっかいな存在である。植林の手入れにおける草刈りはこれを片づけることでもある。また、本州南部以南の低山ではそのような場所にコシダやウラジロの藪が生じやすい。 森林であっても、日本のブナ林では林床にスズタケやチシマザサが密生することが多く、藪こぎをさせられることがよくある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藪漕ぎ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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