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虞潭 : ミニ英和和英辞書
虞潭[おそれ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おそれ]
 【名詞】 1. fear 2. horror 3. anxiety 4. concern 5. uneasiness

虞潭 : ウィキペディア日本語版
虞潭[おそれ]
虞潭(ぐ たん、生没年不詳)は、中国晋代官僚軍人思奥本貫会稽郡余姚県。祖父は虞翻。父は虞忠。子は虞仡
== 経歴 ==
宜都郡太守の虞忠の子として生まれた。揚州に召されて従事や主簿をつとめ、秀才に挙げられた。大司馬の斉王司馬冏に召されて祭酒となった。祁郷県令に任じられ、醴陵県令に転じた。303年太安2年)、張昌が反乱を起こし、郡県の多くが張昌に屈服したが、虞潭はひとり起兵して張昌の部将の鄧穆らを斬った。建平郡太守を兼任するよう華恢に推挙されたが、病を理由に固辞した。各地を転戦して、軍功により都亭侯の爵位を受けた。305年永興2年)、陳敏が反乱を起こすと、虞潭は東下して陳敏の弟の陳讃江州に攻撃した。廬陵郡太守を兼任するよう広州刺史の王矩に推挙された。諸軍とともに陳恢を平定すると、南康郡太守に転じ、東郷侯の爵位に進んだ。311年永嘉5年)、虞潭は琅邪王司馬睿の檄に応じて、江州刺史の華軼を討つべく廬陵に進軍した。華軼はすでに平定されていたが、湘川の杜弢の反乱軍がなお強盛をほこっていた。虞潭は安成郡太守を兼任するよう、江州刺史の衛展に推挙された。甘卓が宜陽に駐屯していたが、杜弢の反乱軍に迫られていたため、虞潭は軍を進めて甘卓を救援した。長沙郡太守を兼任するよう甘卓に推挙されたが、固辞して就任しなかった。湘東郡太守を兼任するよう王敦に推挙されたが、また病を理由に断った。杜弢の乱の平定後、琅邪王司馬睿に召し出されて丞相軍諮祭酒となり、琅邪国中尉に転じた。
317年建武元年)、司馬睿が晋王となると、虞潭は屯騎校尉に任じられた。右衛将軍の号を受け、宗正卿に転じたが、病を理由に帰郷した。324年太寧2年)、王含沈充らが建康に迫ると、虞潭は一族や郡中の豪族たちを召集して、1万あまりの義軍を編成して起兵し、仮の明威将軍を自号した。反乱を討つべく進軍し、上虞に入った。明帝により冠軍将軍に任じられ、会稽国内史を兼ねた。長史の孔坦を先鋒として浙江を渡らせ、沈充に追いつかせた。虞潭自身は西陵に入り、孔坦の後詰めをつとめた。沈充を捕らえると、撤兵し、建康に召還されて尚書に任じられた。ほどなく右衛将軍となり、散騎常侍の位を加えられた。
325年(太寧3年)、成帝が即位すると、虞潭は呉興郡太守として出向し、輔国将軍の号を加えられた。沈充を討った功績により、爵位を零県侯に進めた。327年咸和2年)に蘇峻が反乱を起こすと、虞潭は督三呉晋陵宣城義興五郡軍事の任を加えられた。328年(咸和3年)、建康が反乱軍に落とされ、成帝が石頭城に移されると、虞潭は弱体のため単独で挙兵できず、呉興郡を固く守って情勢の変化を待った。陶侃らが東下してくると、虞潭は郗鑑王舒らとともに挙兵した。仮節・監揚州浙江西軍事となり、諸軍と足並みを揃えて、反乱軍を東西から挟み撃ちにした。督護の沈伊を呉県に派遣して反乱軍の管商と対峙させたが、沈伊が管商に敗れると、虞潭は自ら節を返上した。
329年(咸和4年)に蘇峻の乱が平定されると、虞潭は老齢の母の介護を理由に、官を辞して余姚県に帰った。成帝により鎮軍将軍・呉国内史に任じられ、また会稽国内史に転じた。出発しないうちにまた呉国に戻された。前後の功績により、爵位を武昌県侯に進められた。戦乱の後で民衆は飢饉に苦しんでおり、虞潭は官倉を開いて米を振る舞うよう上表して、飢民を救恤した。また滬涜塁を修復して、海賊を防いだ。
336年咸康2年)、衛将軍に進んだ。母が死去したため辞職して喪に服した。喪が明けると、侍中・衛将軍として召還された。建康に到着すると、侍中のまま右光禄大夫・開府儀同三司の位を加えられた。在官のまま死去した。享年は79。開府・侍中のまま左光禄大夫の位を追贈された。は孝烈といった。
子の虞仡が後を嗣ぎ、右将軍司馬に上った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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