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蛇尾川(さびがわ、じゃびがわ)は、栃木県の那須野が原扇状地を流れる那珂川水系箒川支流の一級河川である。 == 地理 == 栃木県那須塩原市の大佐飛山地に源を発する支流、大蛇尾川と小蛇尾川が山地を抜けた地点で合流して蛇尾川となり〔、那須塩原市を南東に流れ、扇状地で熊川を合わせる。大田原市片府田で白倉山を水源とし那須塩原市塩原温泉郷より流れてくる箒川に合流する。 大蛇尾川と小蛇尾川の合流地点より下流側の中流域は、扇状地那須野が原中央を伏流水として流れる水無川となっている〔。川岸には土手が築かれ一面の河原が広がり、橋もかかっているものの、その川底には水が流れていない、もしくは水量の少ない流れがまばらに出現するような枯れ川の光景が十数キロに渡って連続する。一方で大雨の際にはこの河原に大量の水が流れ、過去には洪水による被害を幾度も起こしたという河川が出現する〔。 一説によれば、「さび」という川の名はアイヌ語の「サッ・ピ・ナイ」(渇いた小石河原の川)に由来するという〔『東北・アイヌ語地名の研究』山田秀三 1993 草風館〕。この流域は川沿いでありながら水利の便が悪く、かつては不毛の荒野であった時期が長く続いた。 伏流した流れは扇状地の扇端にあたる大田原市郊外で再び地表に流れ出る〔。扇端の湧水地帯には、天然記念物のミヤコタナゴやイトヨが生息する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蛇尾川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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