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血液サラサラ(けつえきサラサラ)、あるいはサラサラ血液とは、 * 血液の流動性が高いような状態を指すための表現のこと。(高脂血症ではないような状態、という概念を一般の人にわかりやすく伝えるための表現) * 同じく血液の流動性が高いような状態を指すための表現で、その中でも特に、人工の毛細血管モデルを通過しやすい血液の状態という概念をわかりやすく伝えるための表現のこと。 * (上記の概念や表現を悪徳業者が悪用したもので)物品やサービスを高く売りつけるために、インチキな検査法と組み合わせて用いられた、不適切な概念やキャッチコピーの類のこと。 「血液サラサラ」や「サラサラ血液」という表現は、2000年ごろからメディアに頻繁に登場するようになった。 流行の火付け役は、1999年に放映されたNHKの「ためしてガッテン」とされる〔ためしてガッテン:500回記念!徹底検証・血液サラサラの真実(2006年8月30日放送) - この放送の中で血液サラサラが本来の意味であるMC-FANで観察した血液の状態から逸脱してしまったことを明らかにしている。〕。以降、ためしてガッテンで継続的に取り上げられるようになり、血液サラサラに関連した料理本が頻繁に出版されている。 なお、ワーファリンなどの抗凝固薬を「血液をサラサラにする薬」と表現する医師や薬剤師は少なくないが、この項で解説する「血液サラサラ」とは意味合いがかなり異っている。血栓を予防するために使用される抗凝固薬は、血液の非細胞成分である凝固因子に作用するが、この項で解説する「血液サラサラ」は赤血球、白血球、および血小板の物性について、すなわち血液の細胞成分の物性についての議論だからである。 ==語源== 1984年に『働き盛りの血液がサラサラになる』〔古俣慎吾 『働き盛りの血液がサラサラになる-あなたを心臓病から守るEPAのすべて』 講談社、1984年4月。ISBN 978-4-06-200601-9。〕という本が出版されている。 1990年にも『血液サラサラ-突然死・過労死これで防げるあなたを心臓病から守る本』〔田山淳 『血液サラサラ-突然死・過労死これで防げるあなたを心臓病から守る本』 いずみ出版、1990年8月。 ISBN 4-87205-008-8。〕というそのままのタイトルの本が出版されている。 ここでは血中の中性脂肪などの多い高脂血症のような状態になっていない血液の状態を想像できるとして用いられている。 1994年ごろ、実際に血液の流れを見た上で血液の流動性の様子を、「血液サラサラ」「ドロドロ」と呼んだのは、菊池佑二と栗原毅で、ある著書で述べている〔菊池佑二、栗原毅 『血液サラサラで病気を防ぎ治す-生活習慣病から痴呆まで』 講談社《講談社+α新書》、2003年10月。ISBN 978-4062722186。12-13頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「血液サラサラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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