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行き所のない駒(いきどころのないこま)とは、駒を以後一切動かすことが出来ない状況におく着手のことで、将棋の反則行為の一つである。 == 概要 == 敵陣一段目に歩兵や香車、敵陣一・二段目に桂馬に駒を進めたり打ったりする着手は反則負けとなる。二代大橋宗古が考えだした〔木村義徳『持駒使用の謎 日本将棋の起源』(日本将棋連盟、1999年、ISBN 4-8197-0067-7)、292・293ページ。〕。 駒を以後一切動かすことが出来ない状況は、必然的に前にしか進めない歩兵・香車・桂馬のみが条件に当てはまる。 上の図1で、▲5一歩・▲6一香・▲7一桂・▲8二桂は、絶対に動かすことが出来ない。この状態(「死に駒」ともいう)になるのを禁じるルールである。例えば図2で、図1の歩・香・桂の状態にする指しが反則行為となる。▲1一銀は今現在動かせないが、▲2二龍を動かすことにより動かせる。このように今後指し方によって動かすことができる場合は問題ない。 図2の局面から、▲5一歩不成・▲6一香不成・▲7一桂不成・▲8二桂不成・▲6一香打・▲7一桂打・▲8二桂打といった手を指すと図1の状態になるので反則となる。▲9一桂成のように成駒になれば次以降も動かせる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「行き所のない駒」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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