翻訳と辞書
Words near each other
・ 行ない
・ 行なう
・ 行なわれる
・ 行の先頭
・ 行の末尾
・ 行まゆか
・ 行われる
・ 行を改める
・ 行エディタ
・ 行ベクトル
行ベクトル空間
・ 行中
・ 行中書省
・ 行乞
・ 行事
・ 行事所
・ 行事村
・ 行人
・ 行人 (仏教)
・ 行人偏


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

行ベクトル空間 : ミニ英和和英辞書
行ベクトル空間[ぎょうべくとる]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くだり, ぎょう]
 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse 
行ベクトル : [ぎょうべくとる]
 (n) row vector
ベクトル : [べくとる]
 veotor
ベクトル空間 : [べくとるくうかん]
 (n) vector space
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
空間 : [くうかん]
 【名詞】 1. space 2. room 3. airspace 
: [けん, ま]
 【名詞】 1. space 2. room 3. time 4. pause 

行ベクトル空間 ( リダイレクト:行空間 ) : ウィキペディア日本語版
行空間[ぎょうくうかん]

数学線型代数学の分野における、ある行列行空間(ぎょうくうかん、)とは、その行列の各行ベクトル線型結合として起こり得るすべてのものからなる集合のことを言う。''K'' を(実数複素数の全体などのような)とする。''K'' に属する成分からなる ''m'' × ''n'' 行列の行空間は、''n''-空間 ''K''''n''線型部分空間である。行空間の次元は、その行列の行ランクと呼ばれる〔この記事でも述べられているように、線型代数学は非常によく発達した数学の学問分野であり、多くの関連文献が存在する。この記事で述べられているほとんど全ての内容は、Lay 2005、Meyer 2001 および Strang 2005 に見られる。〕。
整数の全体などのような ''K'' についての行列に対しても、同様の定義が存在する〔環に対する定義と性質は、「''n''-次ベクトル空間 ''K''''n''」を「左自由加群」で置き換え、「線型部分空間」を「部分加群」で置き換えることで、同様なものとして成立する。非可換環に対しては、この行空間はしばしば「左行空間」として区別される。〕。
== 定義 ==
''K'' をスカラーとする。''A'' を、行ベクトル r1, r2, ... , r''m'' を伴う ''m'' × ''n'' 行列とする。それらの行ベクトルの線型結合は、次の形式で記述される任意のベクトルで与えられる:
:c_1 \mathbf_1 + c_2 \mathbf_2 + \cdots + c_m \mathbf_m,
ここで ''c''1, ''c''2, ... , ''cm'' はスカラーである。ベクトル r1, ... , r''m'' の線型結合として起こり得る全てのものからなる集合のことを、''A'' の行空間と呼ぶ。すなわち、''A'' の行空間は、ベクトル r1, ... , r''m''張る部分空間である。
例えば、行列
:A = \begin 1 & 0 & 2 \\ 0 & 1 & 0 \end
に対し、その行ベクトルは r1 = (1, 0, 2) および r2 = (0, 1, 0) で与えられる。この r1r2 の線型結合は、
:c_1 (1,0,2) + c_2 (0,1,0) = (c_1,c_2,2c_1) \,
の形式で記述される任意のベクトルである。そのようなベクトルすべてからなる集合が、行列 ''A'' の行空間である。この場合の行空間は、方程式 ''z'' = 2''x'' を満たすようなベクトル (''x'', ''y'', ''z'') ∈ ''K''3 の集合で与えられる(デカルト座標を用いることで、この集合は3次元空間において原点を通る平面となる)。
同次線型方程式系を表す行列に対し、行空間はその系におけるすべての線型方程式によって構成される。
''A'' の列空間は、''A''T の行空間と等しい。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「行空間」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Row and column spaces 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.