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衣笠球場(きぬがさきゅうじょう) *かつて京都府京都市にあった野球場。本項で詳述。 *長崎県長崎市(旧三和町)元宮公園にある野球場。衣笠祥雄に由来する。長崎市による紹介 ---- 衣笠球場(きぬがさきゅうじょう)は、かつて京都府京都市上京区(その後分区され、この地域は現在の北区に当たる)にあった野球場である。 == 概要・歴史 == 1946年、立命館専門学校工学科(立命館大学理工学部の前身)と同校馬術講習所の一部を開墾して造成を開始。1948年8月31日、立命館大学硬式野球部の専用球場として開設された。 朝日新聞が立命館百年史編纂室に取材したところ、設立当初は「立命館衣笠球場」と呼ばれていたという(2008年11月16日)。 京都市西京極球場(現:わかさスタジアム京都)と並んで昭和戦後初期の京都府の主力球場として、建設翌年より大陽ロビンス戦を中心にプロ野球の公式戦でも使用された。1950年には京都市を発祥地とする映画会社の松竹がスポンサーとなって、松竹ロビンス(大陽ロビンスから改称)の本拠地球場として使用された。 しかし、同年9月完成の大阪球場にナイター設備が翌年完成すると、同球場での主催試合が増え、プロ野球での使用はわずか数年で終わってしまった。なお、松竹ロビンスが大洋ホエールズに吸収され「洋松ロビンス」となった1953年から1954年にかけては、実質的な準本拠地球場として使用された。行われたプロ野球のホーム球団の内訳は松竹ロビンス48、大洋ホエールズ4、中日ドラゴンズ4、近鉄バファローズ3、南海ホークス3、阪神タイガース2、広島カープ1、東急フライヤーズ1の計66試合である。 昭和30年代から40年代半ばにかけて、徐々に外野芝生席、一塁側内野スタンド、バックネット裏スタンドやフィールド自体も取り壊されて、やがて体育授業用のグランドや大学の建造物の敷地や広場や通路となり、現在は立命館大学衣笠キャンパスの一部として整備されている。 かつての衣笠球場は、現在の第一体育館、学生会館、存心館、中央広場などの付近に位置し、第一体育館の南東辺りにホームベースがあったと思われる。周辺の電柱には現在も「衣笠球場」と記載されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「衣笠球場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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