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衣通姫伝説 : ミニ英和和英辞書
衣通姫伝説[そとおりひめでんせつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ころも]
 【名詞】 1. clothes 
: [つう]
  1. (adj-na,n) (1) connoisseur 2. authority 3. (2) counter for letters, notes, documents, etc. 
: [ひめ]
 【名詞】 1. princess 2. young lady of noble birth 
: [でん, てん, つたえ]
 【名詞】 1. legend 2. tradition 3. life 4. biography 5. comment 6. communication
伝説 : [でんせつ]
 【名詞】 1. tradition 2. legend 3. folklore 
: [せつ]
  1. (n,n-suf) theory 

衣通姫伝説 : ウィキペディア日本語版
衣通姫伝説[そとおりひめでんせつ]
衣通姫伝説(そとおりひめでんせつ)は、『古事記』『日本書紀』にある記紀伝説のひとつ。ヤマトタケル伝説を『古事記』中の一大英雄譚とするなら、衣通姫伝説は『古事記』中の一大恋愛叙事詩であると言える。『古事記』と『日本書紀』では人名や物語の内容に食い違いが見られるが、以下は『古事記』の記述である。
==衣通姫伝説のあらすじ==

===軽皇子と軽皇女===
允恭天皇の御世、その子に木梨軽皇子軽大娘皇女という兄妹がいた。二人の母方の叔母である八田王女(やたのおうじょ)は美しい女性で、その美しさが衣を通してあらわれるようだという意味を込めて「衣通姫」と呼ばれていたが、軽大娘皇女もまた叔母に似て美しかったため、同様に「衣通姫」と呼ばれていた。
当時は異母きょうだいであれば婚姻も認められていたが、同じ母を持つきょうだいが情を交わすことは禁忌であった。これは、子供は母に属するものであると考えられていたためである。しかし木梨軽皇子は同母妹であるはずの軽大娘皇女に思慕し、やがてその思いを遂げてしまう。
:小竹葉(ささのは)に 打つや霰(あられ)の たしだしに
:率寝(いね)てむ後は 人は離(か)ゆとも 愛(うるは)しと
:さ寝しさ寝てば 刈薦(かりこも)の
:乱れば乱れ さ寝しさ寝てば
これはその時に木梨軽皇子が詠んだ歌である。笹の葉にあられが打つように、人が何を言おうと私は気にしない、こうして寝てしまったからには、薦を刈った後のように何が乱れてしまっても構わない、というような意味である。これを「夷振の上歌(ひなぶりのあげうた)」という。
薦(こも)は川や沼に生える草の一種(マコモを参照)で、古来日本ではこれを刈り取って乾燥させ、ムシロに編んで利用した。乾燥させる時にバラバラに撒いておくことから、「乱れ」の枕詞でもある。
しかしある朝、允恭天皇が朝食を摂ろうとすると、冬でもないのに汁物が凍りついていた。これは不吉だと考えた天皇は、側近の者にこれを占わせる。その者は「身内に良くないことが起こっています。おそらく通じている者がいるのでしょう」と答え、二人の仲は周囲に発覚してしまうのである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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