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表現型の可塑性(ひょうげんがたのかそせい)または表現型可塑性(ひょうげんがたかそせい)とは、生物個体がその表現型を環境条件に応じて変化させる能力のことである。 この言葉は同じ遺伝子型でも表現型が異なる場合を指し、遺伝子型の違いによって複数の表現型が見られる場合(すなわち、遺伝的多型)は含まない。なお、表現型可塑性によって生じる多型の事をpolyphenismと呼ぶ〔。表現型可塑性は、形態的にはっきりと区別できる不連続な違いを生み出すこともある(下記の相変異など)が、環境と表現型の間の相関として(この場合、連続的な反応基準という概念で記述できる)現われることもある。もともとは発生生物学の分野で考案された用語だが、現在ではより広く、行動の変化なども含むものとしてより広く使われている。 ==概要== 同じ環境変化にさらされたときに示す表現型可塑性の程度には個体差がありうる。したがって、表現型可塑性は、表現型を変えることが適応度を増大させる場合には、自然淘汰によって適応的なものとして進化すると考えられる。一般に、環境が不均一だったり、予測不可能なかたちで変動する場合に、表現型可塑性は進化的に有利になると考えられる〔。 一方、どの個体も同じ環境に対して同じ反応を示すこともあるだろう。たとえば、体温調節能力を持たない生物では、温度が変化すると必ず、細胞膜にある脂質がより多くの(温度が下がった場合)またはより少ない(温度が上がった場合)二重結合を持つようになる。このように、環境が表現型に直接影響する場合には、表現型可塑性は適応的ではないかもしれない〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「表現型の可塑性」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Phenotypic plasticity 」があります。 スポンサード リンク
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